アロマ手作り:収納庫の消臭剤!

 掃除道具を入れている収納庫などの臭いが気になる、そんな時にオススメの消臭剤。今回は、掃除をする前に、道具を取り出すときになんとか良い気分になれるような消臭剤の作り方を紹介します。

  • アロマ手作り:収納庫の消臭剤!

    アロマ手作り:収納庫の消臭剤!


     

 

目次

1.消臭剤作りに必要な材料
 (1)重曹
 (2)精油
 (3)ドライハーブ
2.基本の消臭剤の作り方
3.消臭剤を作る上でのポイント
4.その他芳香剤、香水のレシピ集
 

1.消臭剤作りに必要な材料

  消臭剤を作るために必要な材料は、ベースとなる重曹とそれに加える精油ハーブです。重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ、入浴剤や胃薬、ふくらし粉としても使われています。
 精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。
 ドライハーブはポプリなどの芳香剤の香り付けにも使われます。
 

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 (1)重曹

 重曹の化学名は「炭酸水素ナトリウム」で、「重炭酸ソーダ」を略して「重曹」と呼ばれています。食塩を電気分解して、そこに二酸化炭素を入れてつくられています。以下の特徴があるため、最近では掃除などによく使用されています。消臭剤としても使用されています。
 
重曹の特徴
・弱いアルカリ性で、酸を中和する作用がある。
・人体に無害な物質。
・膨らし粉(ベーキングパウダー)の主成分。
・結晶が丸く粒子が細かいため、研磨作用がある。
・消臭作用・吸湿作用。
・発泡・膨張作用。
 

(2)アロマオイル(精油)

 消臭剤を作る目的や自分の好みにあわせて、アロマオイル(精油)を選びます。
  

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  • 1.精油

  •  精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。

  •  精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トンも必要とします。

    大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。

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  • 2.おすすめの精油

  •  精油(エッセンシャルオイル)は300種類ほどあると言われていてます。その中からお気に入りを見つけたり、ブレンドしたりするのははとても楽しい作業ですが、まずは一般的で初心者でも使いやすい精油を使ってみましょうしょう。

 
 

・収納庫の消臭剤にオススメ精油!

 
・プチグレン
  ビターオレンジの枝葉から採油される精油です。青味の残る果実の香りがします。消臭剤などにも配合されています。
 
・ジュニパーベリー
 松葉のようなウッデイーでさわやかな香りが特徴です。カクテルのジンでおなじみで。空間と体を浄化する癒しの精油です。
 
・タイム
 タイムはギリシャ語の「勇気」を表す言葉が語源と言われています。パワフルな消毒作用を持つ香り高い精油です。

(3)ハーブ

 ハーブを乾燥させたドライハーブはポプリなどの芳香剤として利用されています。香りや色で消臭剤にアクセントをつけることができます。
  

  
 おすすめのハーブ
 ・クローブ
 丁子の名でも知られているスパイスです。料理やお菓子、飲料の香りづけとして利用されています。カビを防いだり虫除けとしても使われています。
 

2.基本の消臭剤の作り方

━━━ 収集剤作り(1個分)

 


  • •材料 

    重曹  150g

    精油  10滴

  • クローブ 10g

     保存容器  チャック付きビニール袋

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    •作り方

    ① 重曹を計り保存容器に入れる。

    ② クローブを計りチャック付きビニール袋に入れる。

    ③ ②に精油を加えチャックを閉めよく混ぜ合わせる。

    ④ ③を保存容器の重曹に加え、かくはん棒などでよく混ぜ合わせる。

    ⑤ 出来上がり。収納庫に置く。

     

3.アロマで手作りする消臭剤を作る上でのポイント

(1)加える精油の分量について

 精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、多くても全体の1%(顔など皮膚の薄い場所の場合は(0.5%)程度を目安として推奨しています。。
 通常の精油瓶には口にドロッパートが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
 例えば基材50mlに対して希釈濃度を約1%にするにはどうしたらよいでしょうか。
 基材50mlに対しての1%は
   50ml×0.01=0.5ml
   です。この算出した量を0.05ml(1滴)で割ると
   0.5ml ÷ 0.05ml =  10滴
 になります。
 
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はスポイトを使用します。スポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
 
今回使用する精油の量
 今回は収納の消臭剤で体には直接触れないので、濃度は1%程度を目安に全体で20滴使用しています。
 

(2)精油を加える時のポイント

 精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
 慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。 

4.その他芳香剤、香水のレシピ集

 
 

煉り香水を作る

 
 

アロマキャンドルを作る

 

 
クローゼットのにおいけしに!