入浴剤を作る:レモンバームのラム酒風呂。  

 夏がすぎるとハーブを剪定する機会があり、また少しの間ですが、生のハーブを利用することができます。レモンバームの生の葉は、乾燥したものよりもレモンの香りが強いので、この時期に使用することができてうれしいものです。
 レモンバームは、南ヨーロッパ、西アジア、北アフリカを原産地とし、2000年以上も昔から栽培されてきてたハーブです。ちょうど飲み残しのラム酒がありましたので、今回はレモンバームをラム酒に浸けた入浴剤をつくります。
 
ブルーベリーの入浴剤

ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:ブルーベリーの風呂。


 

 目次

1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤に使用する材料
(1)基材
(2)果物
2.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方
3.ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤
 

1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤に使用する材料

  入浴剤作るために必要な材料は、ベースとなる基材と香りや色付のための精油ハーブです。
 代表的な基材にソルトやシュガー、重曹などがあります。この基本の材料に精油やハーブを加えることによりいろいろな入浴剤を作ることができます。 
 今回は、基材としてラム酒とセサミ油を使います。お酒類はむかしから入浴と剤としても利用されてきました。ワインとクレオパトラは有名です。今回は飲み残しのラム酒を使用してみます。
 


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 (1)基材

 入浴剤のもとになる物質を『基材』といいます。基材にはそれぞれの特徴があり、さまざまな特性や作用をもっています。それぞれの性質を十分理解し、使用目的や体調・体質に適したものを選びましょう。
 今回は、精油は使用しませんが、入浴剤のベースとして基材を使用します。今回使用する基材はラム酒とセサミ油をです。
 
①ラム酒  
 ラム酒は、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料として作られる蒸留酒です。サトウキビに含まれるショ糖を酵母でアルコール発酵させてエタノールに変えた後、蒸留、熟成することで作られます。西インド諸島が原産地と考えられています。
 ラム酒はジン、ウォッカ、テキーラとともに世界4大スピリッツ(蒸留酒)のひとつに数えられています。
 ラム酒はカラメルを焦がしたようなほろ苦くて甘い味わいが特徴です。アルコール度数は40~50%ほどで度数の高いお酒です。そのため、日本ではそのまま飲むより、カクテルやお菓子作りなどに利用されることが多いです。
 ネットで検索してみましたが、ラム酒を利用した入浴剤の記述は見つけることができませんでした。以前ウオッカを利用した入浴剤を紹介しましたが、アルコール度数などはウオッカと近いので参考にしてください。
 お風呂に入れる場合は、ラム酒はアルコール度が高いので、入れる分量など注意を守って入浴しましょう。
 
②セサミオイル
 ササミ油は生ゴマ油で、アーユルヴェーダで使用することで知られています。マッサージで使用する化粧用の製品は匂いはあまり感じません。ビタミン・ミネラルが豊富で酸化しにくいため他のオイルとブレンドして使用されます。植物オイルハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著には、浸透生が高く、肌をやわらかくするなどとに記載されています。老化肌が気になる方におすすめです。
 

(2)ハーブ

 端午の節句の菖蒲湯や、冬至のゆず湯に代表されるように、日本ではハーブや果物は昔から薬湯として入浴に利用されてきました。 
 ハーブとは芳香植物(香りのあるあ植物)のことです。ハーブは生(フレッシュ)で、またはドライ(乾燥したもの)で、入浴剤として利用できます。  そのまま利用するだけでなく、お酒などでその成分を抽出した浸出剤(チンキ)も利用できます。
 

 
①ハーブ薬
 ハーブ薬は、芳香植物(ハーブ)をオイルや、アルコール、お湯などで浸出することにより、その薬効成分を取り出したものです。浸出油、チンキ剤などは手軽に作れて、昔から民間療法に利用されてきました。これらを目的に合わせて上手に使うことで、作るアロマクラフトに豊かな植物の香りと効果を加えることができます。入浴剤としても利用できます。
 今回はラム酒にハーブを漬け込みますのでチンキとしての利用です。
 今回使用するハーブは 庭で収穫したレモンバームです。
 
①今回使用するハーブ
・レモンバーム
 レモンバームは地中海地方原産の多年草のハーブです。今では、ヨーロッパ各地やアメリカなどまで広がり自生しています。
 レモンバームはレモンを思わせるような爽やかな香りが特徴です。摘み取ったばかりのフレッシュな香りはもちろん、ドライにしてもハーブティーとして人気です。
 レモンバームはメリッサという別名でも呼ばれています。こ名のはギリシャ語のミツバチが由来とされています。レモンバームの花にはミツバチが集まるので
レモンバームの花にはミツバチが集まるので、かつては大切な蜜源とされて利用されてきた歴史があります。
 レモンバームは、ハーブティーとしての利用のほか、料理やポプリなどにも利用されています。
  ハーブ大百科/デニ・バウン著には、レモンバームは、南ヨーロッパ、西アジア、北アフリカを原産地とし、2000年以上も昔から栽培されてきた、10世紀と11世紀にアラブの医師が積極的に治療に利用し、今日でも、香りとその実際的な利用のため広く栽培されていて、芳香、冷却、鎮静性のハーブだと、記載されています。

2.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方

レモンバームのラム酒風呂。


 

•材料(全身浴 1回分)  

ラム種           約200ml
セサミオイル       大さじ 1
 
ハーブ:レモンバーム(生の葉)ひとにぎり
       
保存瓶 計量カップ 軽量スプーン 攪拌棒
 

•作り方 

レモンバームを容器に入れてラム酒を注ぎます。
 
*ラム酒はサトウキビを原料として作られる蒸留酒で、今回はライト・ラムといわれるものをつかいました。以前、カクテルをつくる時につかった残りです。
 
ふたを閉めて10日ほどそのままにします。
 
 
*10日後、レモンバームのレモンの香りが感じられます。ラム酒の香りのせいか甘いレモンのお菓子のような香りも感じられます。
 
③下に容器を置いて、その上に布やハーブの入浴剤を入れる袋などを置き、レモンバームの葉と浸した液をとうします。
 
*袋を入浴時に一緒に入れて手でもむとより香りが感じられます。
 
④セサミ油をはかり浸した液に入れて撹拌します。
 
*セサミ油は種子から抽出した植物油です。様々なものに使用できます。香りはあまり感じないです。季節は秋になりましたので植物油も少し加えました。しっとり感がでます。
 
入浴時に湯に入れてよくかき混ぜます。
 

・使用後の感想

 使用してみたところ、あまいレモンのお菓子のような香りが感じられました。また、アルコールの香りはほとんど感じませんでした。セサミ油もべたつきはなくほどよい感じになりました。体も温まりました。

 ハーブの有効成分をアルコールで抽出するチンキ剤がありますが、水溶性と脂溶性の両方の成分を取り出せますなどとメディカルハーブハーバルセラピストコース・テキストに記載されています。
 ハーブの種類だけでなく、いろいなお酒を利用して試していくのもまた楽しみです。
 

(3)使用する量について

 今回利用する量は、ワインを使用した入浴剤のレシピと同じ200mlとしました。ラム酒はワインよりアルコール度数が高いため、お子さんなどが入浴する場合は量を控えめにしたほうがよいかもしれません。
 
 
 

3.ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤

 

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