アロマ手作り:入浴剤

朝のハンドバスブレンド!

ローズマリー精油、レモングラス精油、ベルガモット・フロクマリンフリー精油をつかう。

 今、朝活が注目されています。忙しくなりがちな朝の時間をゆったり過ごすことで、気持ちに余裕が生まれます。
 少し早起きをして、モーニングバスは無理ですが、手浴を行ってみましょう。ローズマリーをブレンドしたすっきりしたブレンドで一日の活力が高まります。
 
朝のハンドバスブレンド!

朝のハンドバスブレンド!


 

 目次

1.使用する材料
(1)精油
2.使用する器具
3.入浴剤の作り方
4.入浴剤を作る上でのポイント
5.その他いろいろな入浴剤
 

1.使用する材料

  一般的な入浴剤作りは、ベースとなる基材と香りや色付のための精油ハーブを使用して作りますが、今回はシンプルに精油のみで作ります。
 精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。通常は基材で希釈して使用しますが、今回は直接使用しますので加える量を守ることが重要です。
 

(1)アロマオイル(精油)

 入浴剤を作る目的や自分の好みにあわせて、アロマオイル(精油)を選びます。
  

 

1)精油とは?

 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
 精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トンも必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
 

2)今回使用する精油

 今回は朝のすっきりした目覚めを意識して、ローズマリー精油レモングラス精油、ベルガモット・フロクマリンフリー精油をブレンドしました。
 エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著によれば、ローズマリー精油は 一般には心と体を刺激して活性化させたい時に用いられ、朝の目覚めに使用するブレンドにオススメと記載されています。レモングラス精油は強壮作用、消化活動を促進などがあると記載されています。少し甘く穏やかな感じにしようとベルガモットの香りも加えました。ベルガモット・フロクマリンフリー精油は、光毒性を回避するため、フロクマリンを除去したものです。
 使用してみると、ローズマリーが最初に香り、ついでレモングラス、ベルガモットの香りも感じられました。すっきりして、手も温かくなりました。一日元気にすごすことができそうでオススメのブレンドです。

①.ローズマリー
  ”若返りのハーブ”として有名なローズマリーからとれる精油です。ローズマリーは長い歴史があり、非常に多くの逸話があります。そのすっきりした香りは、脳を活性化し、集中力を高めるとされています。

 
②.レモングラス
  熱帯原産のイネ科のレモングラスから採れる精油です。レモングラスはタイ料理のトムヤンクンで日本でもおなじみで、ハーブティーにしても飲まれています。レモンより強い柑橘系のさわやかな香りがしてリフレッシュにオススメです。

 
③.ベルガモット・フロクマリンフリー
 イタリア原産の柑橘類、ベルガモットの果皮から採油される精油です。紅茶のアールグレーの香りづけとして有名です。レモンよりも甘く、ライムに似たさわやかなデリケートな香りが特徴です。フロクマリンフリー精油は、ベルガモットの精油より光毒性のあるフロクマリン成分をとりのぞいた精油です。

2.使用する器具

 

 
・保存容器
 精油の成分は光と水と温度によって化学変化を起こし変化してしまします。化学変化を抑えるために、 精油を保存する容器は遮光瓶をオススメします。

3.入浴剤の作り方

朝のハンドバスのブレンド


 

•材料(ハンドバス 10回分)  

精油    
 ローズマリー・シネオール       8滴
 レモングラス             8滴
 ベルガモット・フロクマリンフリー   14滴
 
容器   保存容器(遮光ビン)
 

•作り方と使用方法 

ローズマリー・シネオール精油、レモングラス精油、ベルガモット・フロクマリンフリー精油を保存容器に入れます。
 
保存容器にラベルを貼ります。
 
③洗面器などにお湯を張り精油3滴を入れよくかきまぜて、両手首までをゆっくり浸します。5分程度ひたしてみるとよいでしょう。

 

4.入浴剤を作る上でのポイント

(1)加える精油の分量について

 精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
 今回は1回あたり3滴使用しています。
 
 通常の精油瓶には口にドロッパーが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
 *精油瓶にドロッパーが付いていない場合はミニスポイトを使用します。ミニスポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
 

(2)精油を加える時のポイント

 精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
 慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
 

(3)入浴剤を使うときの注意事項

 ・作ったら、なるべく早く使いましょう。
 ・浴槽によっては使用できない場合があります。
 ・使用後の湯は捨て、洗濯などに使用しないでください。
 
 
 

5.その他いろいろな入浴剤

アロマ手作り:入浴剤(バスソルト)を作る

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バスソルト

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