ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方と50のレシピ!

 我々日本人は世界一のお風呂好きの国民として知られています。忙しい毎日、心配事が色々あっても、身にまとったものすっかり脱いで、ゆっくりお風呂に入れば全ての事が吹き飛びます。最近では、入浴が日本人の健康の底上げに一役買っているとする研究結果も報告されています。
 入浴時に、魅惑的な香りや、様々な効能を持った入浴剤を使えば、さらに心身への効果がたかまります。ここでは植物(ハーブ)や植物の香り(アロマ)がもつ自然のパワーを利用した、手作りで安心の入浴剤について解説します。簡単にできる50のレシピも紹介します。
 

 

 目次

1. そもそも入浴の健康効果について
2.入浴とアロマテラピー
3.入浴剤の歴史や市販の入浴剤、効果ついて
4. ハーブ・アロマで入浴剤を手作りするメリット、デメリット
5.ハーブ・アロマで入浴剤(バスオイル)を手作りする場合によくある質問。 
6.ハーブ・アロマで作る色々な入浴剤 
7.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤(バスオイル)作りに必要な材料
(1)基材
(2)精油
 (3)ハーブ他
8.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りするときに使用する器具
9.ハーブ・アロマで手作りする基本の入浴剤の作り方
10.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤(バスオイル)を作る上でのポイント、注意点
11.手作り入浴剤の始め方
12.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の50のレシピ!

1. そもそも入浴の健康効果について

 日本は世界一の「お風呂先進国」として知られています。毎日お風呂にはいるのが楽しみという方も多いと思います。一方、日本は世界トップクラスの「長寿大国」です。日本人の平均寿命は、男性が世界3位、女性が世界2位といずれも世界トップクラスです。
 長寿の理由は様々考えられますが、「日本人の入浴文化」が寿命の底上げに一役買っているとする研究結果が報告されています。「湯治(とうじ)」に代表されるように、われわれ日本人は古くから入浴によって、心身の健康を維持してきました。ここでは現代医学で明らかになっている7つの代表的な健康作用を紹介します。
 

(1)入浴の7大健康作用(最高の入浴法:早坂伸哉著より)

①.温浴作用ー体を温めて血流アップ。 
 入浴の健康効果の代表が、この温熱作用(温め効果)です。
温熱によって体が温まれば、血管が広がり心臓の働きも強くなります。そうするとたくさんの血液が体中をめぐるようになります。
 
②.静水圧作用ーしめつけて「むくみ」を解消。
 お湯の水圧によって全身がマッサージされたような状態になり、血流や生理に影響をあtがえます。これを「静水圧作用」と呼びます。
 
③.浮力作用ー筋肉や関節をゆるめて緊張をとる。
 浴槽に入ると、体重が軽く感じられます。これが「浮力作用」です。そのため、関節や筋肉への緊張がゆるんでリラックス状態になります。
 
④.清浄作用ー体の汚れを洗い流す。
 皮膚の表面を洗いながすことで、体に有害な物質や微生物、不要な皮脂などを除去します。また、温かいお湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れださせる効果もあります。
 
⑤.蒸気・香り作用ー免疫力を高め、自律神経を整える。
 浴室内で「長い深呼吸」をすることで、鼻や喉の粘膜の乾燥を防ぐことができます。また、好きな香りのアロマオイルなどを垂らせば浴室内に香りが充満します。これは、自律神経の調整に役立ちます。
 
⑥.粘性・抵抗性作用ー手軽な運動療法効果。
 水中で体を動かすことは、陸上の3〜4倍の負荷がかかります。この作用を利用し、ゆっくりした運動やストレッチなどによって筋肉に刺激を与えることができます。
 
⑦.開放・密室作用ー日常から開放されるリラックス効果。
 浴室は衣服を身につけない「非日常」な空間です。一人でお風呂に浸かる時間は、心と体が開放的になる究極のリラックス空間です。

2.入浴とアロマテラピー

 アロマテラピーは、植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。
 植物の香りの成分を抽出して濃縮したものを精油(アロマオイル)と言います。アロマテラピーで入浴のことを沐浴法と言います。アロマテラピーを入浴に取り入れるとより効果が増します。
 

 (2)沐浴法

 お風呂に精油をいれて入浴することをアロマバス(沐浴法)といいます。入浴による温熱効果とリラクゼーション効果との 相乗効果が期待できます。
 入浴は温熱効果により血行を促進して新陳代謝を高めるとともに、浮力により筋肉の緊張をとき、凝りや疲労を和らげます。そこに精油の薬理的、心理的効果を加えたものが沐浴法です。
 浴槽に精油を落とすと、前回行った身体に作用するルート 
  ①嗅覚によって 
  ②吸入によって 
  ③皮膚からにより
 などにより精油が人体に作用し、様々な効果を起こすと考えられています。

 
*相乗効果とは
 二つ以上の要因が同時に働いて、個々の要因がもたらす以上の結果を生じること。シナジー。「相乗効果を上げる」
 

(3)いろいろな沐浴方法

 
 1)全身浴法 
 浴槽に湯を張り精油を5滴以下(心地よいのであればたったの1滴でもよい)いれてよくかき混ぜる。     
 ・リラックスを目的 ややぬるめのお湯で肩までつかる。
 ・リフレッシュ やや熱めのお湯で短時間で切り上げる。 (モーニングバスなど)
 
2) 半身浴法   
 浴槽にみぞおちまでつかるくらいにややぬるめのお湯を張り、3滴 以下の精油を落としよく混ぜる。汗がでるくらいゆっくり入浴する。   
 よくかき混ぜ上半身が冷えないようにタオルを肩にかけて汗がでるまでつかる。
 
3) 部分浴法    
 手、足、腰などの身体の一部のみをお湯につける方法。 全身浴よりも手軽にできるのが部分浴の魅力であり、入浴できない時にもよい。
 また、ちょっとした気分転換にもなる。手や足を温めることに より血液循環を高め全身を温める作用があり代謝を活性化することができる。  
 
①手浴法(ハンドバス)  
 洗面器や洗面台のシンクなどにお湯を張り3滴以下の精油を落としよく 混ぜる。  
 両手の手首が十分につかるまで入れてゆっくりと手を温める。  
 
 
②足浴法(フットバス)  
 深めのたらいやポリバケツなどに半分くらいのお湯を入れ3滴以下の精油を落としよく混ぜる。  
 足首から膝までを浸す。

 

(4)沐浴法での注意事項

・精油の香りや刺激の強さにより、滴数を加減しましょう。
 
 
・精油は水に溶けにくい性質があるので、アルコールで希釈することをお勧めしています。皮膚の弱いかたは植物油で 薄めたり天然塩などに混ぜて使用しましょう。
 
 
・ 精油を使用して皮膚に何らかの刺激を感じた場合はすぐに洗い流し ましょう。
 
・ 柑橘系やスパイス系の精油は皮膚刺激を感じることがありますので 使用する滴数を少なめにしましよう。 
 
・長時間の沐浴は身体の負担になる場合がありますので、体調にあわせて 沐浴法を行いましょう。
 
・お年寄りや既往症があるかたには湯温42°C以上での全身浴は循環器への負担が増しますので、注意して行いましよう。
 

(5)沐浴法による副次効果

 沐浴を行うことにより、副次的に以下のアロマテラピーの利用法の効果が期待できます。
 
①.アロマトリートメント
 トリートメントオイルでケアする方法です。精油を使い分けることでいろいろな効果が期待できます。アロマテラピーでは、植物油で精油を希釈したトリートメントオイルを使用してマッサージをすることをアロマトリートメントと呼びます。
 アロマトリートメントは、精油の香りとリートメントによる相乗効果が期待できます。ストレスによる緊張をやわらげ、自律神経のバランスを整える他、血液やリンパの流れを良くし、余分な水分や老廃物を排出してくれます。
 植物油との相乗効果で美容にも役立ちます。
 
*入浴中にマッサージすれば同様の効果を期待することができます。
 
 ②.吸入法 
・蒸気吸入法  
 洗面器 マグカップに熱めの湯はり精油3滴以下
  
(注意)    
・粘膜などを刺激することもあるので長時間の吸入はさける    
・せきやぜんそくの場合は蒸気吸入法はさける    
・蒸気吸入法は目を閉じておこなうこと
 
*入浴剤として精油を使用すれば、同様の効果が期待できます。フィンランドなどでは同様の目的でサウナの中で薬草が用いられています。
 
③.アロマクラフト
 アロマクラフトととは、広い意味では香りのある日用品のことをいいます。ここではアロマテラピーで使用する精油を利用した日用品をアロマクラフトとよんでいます。
 
*日頃入浴時に使用する化粧品や石鹸、芳香剤などに精油の香りを加えたり、入浴剤と兼用することにより、より効果を増すとともに、入浴の楽しみを広げることができます。

 3.入浴剤の歴史や市販の入浴剤について

 「薬湯」とは、漢方などの生薬や薬剤を入れた風呂、または温泉の療養泉の効果が発揮された風呂のことです。古来より洋の東西を問わず人々は、様々な薬草を使った「薬湯」や、温泉などに浸かることによって心身を癒してきました。「薬湯」や「温泉」は、入浴の効果に加えて、薬草や有効成分の相乗効果によって様々な効果をもたらすことが知られています。
 入浴剤を利用することにより、ご家庭で「薬湯」や「温泉」の効果を手軽に楽しむことができます。
 

 

(1)入浴剤の歴史

 お風呂が大好きな日本人にお馴染みの入浴剤の市場規模は、現在約500億円と言われています。家庭でお風呂が普及した高度成長時代に急成長しバブル期の1991年には約700億円にまで達した市場規模ですが、その後安定して今の規模を維持しています。
 ちなみに、洗顔用の石鹸の市場規模は約2000億(日本石鹸洗剤工業会統計2019年による)なのでその約1/4程度の規模であることになります。
 弘法大師にさかのぼるとされる薬湯の古い歴史を持つ日本ですが、その家庭用の入浴剤の歴史は意外と新しく、商品としての入浴剤の第1号は、明治30年の津村順天堂(現バスクリン)の薬用中将湯といわれています。これには当時発売されていた婦人薬の生産時に出る残りカスを「もったいないから」と持って帰っれをお風呂に入れたところ、効果があったのでこの効果をウリにして銭湯に販売したところ、たちまち噂が広がり、巷の銭湯から注文が殺到したのが始まりといわれています。
 その後1970年代の高度成長期には、芳香浴剤のバスクリンが大人気を集め、市場が急拡大しました。1980年代になると、シュワっと泡が出て現代でも人気の発泡系入浴剤や、手軽に家庭で温泉気分があじわえる温泉系の入浴剤が登場し現在に至っています。
 

(2)市販の入浴剤の分類

 市販の入浴剤は、それに含まれる成分や効果の別によって①化粧品、②医薬部外品、③雑貨、という3つのグループに分類されています。
 これはその入浴剤を用いて入浴することによって、人体に与える効果を、薬機法(旧・薬事法)に基づいて分類したものです。
 一般に販売されている入浴剤は①化粧品か②医薬部外品がほとんどで、箱や袋などの外装にその類別および成分を正しく表示することが義務付けられています。製造するためには、製造許可が必要となります。
 それに対して③雑貨は、例えば温泉で売られている湯の花やヒノキのボールなどで、その効果も有害性もはっきり証明できないもので、①や②のような表示義務はなく、製造許可も必要ありません。
 

(3)市販の入浴剤の種類と効果

 市販されている入浴剤には様々な成分が含まれていますが、大きく4つのグループに分けられます。以下に紹介します。
 
①無機塩累系入浴剤
 硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムなどを主成分とする入浴剤です。
 各地の温泉名をつけた入浴剤bの多くがこの系統で、それぞれの温泉成分を応用し、さらに香りや色で温泉らしい雰囲気を高めています。
 入浴後の保湿効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴です。
 
②炭酸ガス系入浴剤
 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、とコハク酸、フマル酸、リンゴ酸などを組み合わせて炭酸ガスを発泡させる入浴剤です。いわゆる泡の出る入浴剤です。
 このグループの入浴剤は、炭酸ガスの血管拡張効果を利用しているのが特徴です。血管が拡張して血液量が増大し、身体の芯まで温まります。
 
③生薬系入浴剤
 センキョウ、トウキ、ヨモギ、ウイキョウなど薬用植物の生薬を配合したものです。生薬にふくまれている有効成分の効果が期待できます。
 市販の入浴剤の中では、本Webで紹介している手作りの入浴剤にもっとも近いものです。
 
④酵素系入浴剤
 たんぱく質分解酵素、パパイン、パングレアチンなどの酵素を配合したものです。酵素を入浴剤に配合することにより、皮膚に無理な刺激を与えることなくきれいにしながら、入浴効果を高めるのがこの入浴剤の特徴です。
 このグループの入浴剤を使用すると、清潔でなめらかな使用感があります。

4. ハーブ・アロマで入浴剤を手作りするメリット、デメリット

 現在、様々な入浴剤が市販されています。誰でも簡単に「薬湯」や「温泉」気分を味わうことができます。が、香りがきつすぎるとか、安全な成分が心配だなど、気になることも多いものです。
 そんな方におすすめなのが、ハーブや精油など自然の素材を使った手作りの入浴剤です。誰でも簡単に、植物(ハーブ)や植物の香り(アロマ)のパワーを日々の生活に取り入れることができます。下にそのメリット、デメリットを挙げてみました。
 

メリット

①.自分にあったものが作れる。  
 手作りの1番のメリットは自分好みのものが作れるところです。市販のものを使用した時に、「なんだか香りが合わないな」「ちょっとべたつき過ぎるな」など、期待していたものと違ったことがないでしょうか?
手作りをすれば精油で好きな香りを作ることが出来ますし、基剤を選べば好みの肌触りを実現することができます。
  
②.自分の肌にあった安心できる素材を選べる。 
 市販の物の成分表を見ると、たくさんの種類が書いてあり、それが一体どんなものなのかを調べるだけで一苦労です。手作りをすることで、自分の肌にあった安心できる素材から作ることができます。保存料などの添加物が入らないのも嬉しいポイントです。
 
③.コストパフォーマンスがよい。
 自分で作るとなると、まずは作る時の道具が必要ですが、意外とお手軽に手に入るし一度購入すれば長く使えます。ローズなど、高価な市販のバスオイルに使用されている成分も材料だけなら手軽な価格で入手できる場合が多いので、高価な成分を使用した自分だけの特別仕様のバスオイルを作ることもできます。
 

デメリット

①.作り方や素材の知識が必要でありて手間がかかる。
 安心して使用できる入浴剤を作るためには、作り方やそれぞれの素材の知識を取得する必要があり時間や手間がかかります。
 しかし、近年はネットでの情報入手が簡単にできるようになっています。精油や植物油などの知識は、私達の健康や生活に密接に関係するものであり、作っているうちにいろいろな知識が高まります。
 
②.必要な材料を集めるのがたいへんである。
 使用する材料の中には、近所のスーパーなどで手に入らないものもあり、最初のうちは材料を入手するのが面倒です。
 しかし、普通は利用していない、ネット通販や専門店などを利用すると、これまでより生活の幅がひろがり楽しくなります。

5.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りする場合によくある質問

Q:バスソルトやバスオイル に使う塩やオイルはどういったところで買えばよいでしょう? スーパーで売っているような食用とは、違うものですか?
 
 塩と言っても、世界中にはさまざまな種類の塩があります。 スーパーでもネット通販でもいろんな塩が販売されています。 安価な精製塩、粗塩、ミルでひいて使うタイプの岩塩や、とても高価な自然塩など。 産地も日本だけではないので、何を基準に塩を選んで良いのかわからない…という方も多いかもしれません。
 では、バスソルトに使用しる塩はどれを選べば良いのか?塩は製造法から大きく精製塩と天然塩に分けられます。家庭で使用する食塩は精製塩です。工場で製造する塩でミネラルがほとんど含まれていません。それに対して天然塩は海塩や岩塩か作られたものです。食用ならばバスソルトに使用しても人体に害はありません。
 植物油については、食用品と化粧品グレードの違いがあります。スーパーなどで売っているオイルは食用品グレードです。使用しても人体に害にはなりません。
 
ソルトについて?
   植物油について?

 
  しかし、せっかく健康目的でバスソルトとして使用する場合はミネラルが豊富な天然塩がオススメです。市販のバスソルトも天然塩を使用しています。バスソルト用として販売されているソルトもしくは天然塩を使用しましょう。
 オイルについても、マッサージや入浴剤などで使用する場合は化粧品グレートのものをお勧めします。
 
Q:アロマオイルと精油はどのように違うのですか。どちらもバスオイルにつかえますか
 
 一般に販売されているアロマオイルは、植物に由来する天然の芳香物質(精油)だけでなく、合成香料や、その香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品を広く含んでいます。アロマオイルは、香水や化粧品、食品に添加する香料、ポプリ作り、芳香を楽しむために広く利用されています。アロマティックオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル、フレーバーオイルなどいろいろな呼び名があります。
 また、植物油に精油をブレンドしたアロマテラピートリートメント用のマッサージオイルも一般にはアロマオイルと呼ばれることがあります。
 バスソルトに使用するアロマオイルは、天然の精油を使用しましょう。市販されているバスオイルやマッサージオイルも使用可能です。
 
・精油について?  
 

 
Q: アロマブレンドオイルは、入浴剤NGですか?
 
 アロマブレンドオイルの中でも、精油以外の成分(アルコールや人工香料など)が入っていることもあるので、成分表を確認しましょう。ブレンドオイルはもともと香りを楽しむものなので、肌に刺激のある成分などが含まれている場合もあります。
 配合されている成分がわからない時は使わない方がよいでしょう。
 
Q: 手作りした入浴剤は販売したりプレゼントしたりできますか 
 
 入浴剤は法的(薬機法)には、化粧品、医薬部外品、雑貨の3つに分類できます。このうち、化粧品、医薬部外品は、製造の許可がないものは製造することができません。雑貨ならば無許可で製造できますが、その入浴剤が雑貨なのかどうなのかは微妙な問題です。
 このほかに製造物責任法(PL法)というものがあって、製造したものについて責任が生じます。入浴剤は直接肌に触れるものなので、使用した場合トラブルが発生す場合があります。
  手づくりした入浴剤の販売はやめたほうがよいでしょう。手作りした入浴剤をプレゼントする場合ですが、あくまでも商業目的(販促などとして)以外の私的な場合は可能と思われます。しかし当サイトでは、トラブルの恐れがあるため、ごく親しい家族以外の人へのプレゼントはおすすめしていません。
 
Q:入浴剤を使用すると風呂釜や浴槽に影響が出ないか心配です。追焚きは可能ですか
 
 配管やふろがまを傷めない成分を使っている入浴剤であれば、追い焚き機能付きのお風呂でも使用することができます。例えば、下記のような入浴剤は配管やふろがまを傷めません。 
・中性の入浴剤
・お湯が透明の(白く濁っていない)入浴剤 
「浴槽・配管を傷めない」「循環式ふろがまにもお使いいただけます」などの表記があれば、追い焚き機能付きのお風呂にも使用できます。 
 
 一方、市販している入浴剤の中には、追い焚き機能付きのお風呂と相性がよくない製品もあります。ここからは、追い焚き機能付きのお風呂に入れない方がいい入浴剤についてご紹介いたします。
 
・硫黄など金属を傷める成分を含むもの
  硫黄、酸、アルカリ、塩分などを含む入浴剤は、給湯器の配管を傷める可能性があります。温泉成分を含む入浴剤、バスソルトなどは、浴槽に入れた状態で追い焚きを行わないよう注意しましょう。 
 
にごり湯の入浴剤
 にごり湯や、ミルクのような白濁したお湯になる入浴剤には、「酸化チタン」が含まれている可能性があります。 追い焚き機能つきのお風呂への使用は控えましょう。
 ただし、入浴剤のにごりの一部は、酸化チタンではなくオイルやミルク由来のものもあります。これらは、雑菌などの栄養となるので、入浴したら残り湯は捨てて、ざっと浴槽を洗い流しておくと良いでしょう。
 
・詰まりの原因になるもの
 花びらなどの固形物や、泡(「バブ」などの炭酸ガス系や泡風呂など)の出る入浴剤は、追い焚き機能を使うと配管・フィルターが詰まる原因となる可能性があります。
配管・フィルターが詰まると追い焚き機能が損なわれることがあるため、使用中は追い焚きを控えましょう。
 排水溝に詰まる可能性もあるので、入浴したら取り除いておきましょう。
 *お茶パックや、袋などに詰めて入浴すると簡単に掃除することができます。
 
・食べ物、フレッシュハーブなど
 れらは、雑菌などの栄養となるので、入浴したら残り湯は捨てて、ざっと浴槽を洗い流しておくと良いでしょう。

6.ハーブ・アロマで作る色々な入浴剤

 ハーブやアロマオイル(精油)など植物由来の材料と、天然塩やハチミツ、お酒など自然の素材を組み合わせれば、安心して使える色々な入浴剤を作ることができます。
 色々な香りや、肌触りの素材を選んで自分だけの入浴剤を作れば、自宅にいながら、高級スパや、秘境の温泉につかっているような贅沢な気分を味わえます。もちろん、使う精油や素材次第で、心とからだへの効果はいくとおりにも膨らみます。
 ここでは、自宅で簡単に作ることができる8つのタイプの入浴剤を紹介します。
 

(1)バスボム、バスフィズ(発砲する入浴剤)


 市販で人気の発砲するタイプの入浴剤は、重曹とクエン酸で簡単に作ることができます。お湯の中でシュワッと発砲して血行が促進されます。精油やハーブで香りづけや色付けをおこなったり、型を使えばオリジナルの発砲入浴剤を作ることができます。手作りしている間は香りで癒され、クラフト作りの楽しみも味わえます。
     

(2)バスソルト 


 バスソルトは洋の東西を問わず最も人気のある入浴剤です。 塩の発汗作用を利用した、さっぱりした入浴剤です。一つかみ湯船に入れるだけて保湿効果を発揮してくれるので、冷え性の方には特にオススメです。ミネラルをたっぷり含んだ海塩や岩塩を使えばさらに効果的です。
 

(3)バスオイル

 

  天然の植物油は、肌をなめらかに保護し、保護してくれる力があります。植物油に精油を加えてつくるバスオイルは、保湿効果と精油のさまざまな効能や香りが楽しめます。お湯の中でセルフマッサージを行えば、アロマトリートメントと同じ効果が得られ、お風呂あがりのボディクリームなどは必要なくなります。
 

(4)お酒を使った入浴剤 

 

  ワインやウオッカ、日本酒など飲み残しのお酒は素晴らしい入浴剤になります。ハーブや果物などと様々な素材と組み合わせると、素材の香りがほのかに漂い、優雅な気分になります。食卓の喜びをお風呂場に持ち込んで、体全体で楽しみましょう。
 

(5)ハチミツやシュガーを使った入浴剤


 ハチミツや砂糖の持つ糖分がもつ保湿効果は、バスオイルほどの保湿量はありませんが、さらりとした湯上りのっ保湿を提供してくれます。肌がベタベタしないので夏のお風呂の保湿目的におすすめです。いろいろな種類のハチミツや砂糖があるので、相性のいい植物と合わせて楽しみましょう。
  

(6)その他いろいろな基材を使った入浴剤


 温泉といえば白濁したにごり湯を思い浮かべる人も多いでしょう。バスミルクとも呼ばれる家庭で作るにごり湯の素材は、牛乳などの動物性のミルクのほか、アーモンドやココナッツなどのの植物性ミルク、あるいはオートミールやコーンなどの穀物パウダーです。日本で昔から使われてきた米ぬかなども肌あたりのやわらかないいお湯を作ってくれます。白濁した穏やかな色のお湯は、気持ちまでゆったりさせてくれます。
 

(7)ハーブの薬湯


 ゆず湯やしょうぶ湯は我々日本人にもおなじみです。洋の東西を問わず、ハーブや薬草は薬湯の素材として利用されてきました。薬草やハーブなど以外にも身近な薬草、野菜、果物など、入浴剤として利用できるものはたくさんあります。身近な素材を入浴剤として利用すれば、素材そのものへの知識も深まり生活の質が高まります。

7.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤作りに必要な材料

 入浴剤作りに必要な材料は、入浴剤に香りや色、肌ざわり、効能などを付け加えるための精油やハーブなど様々な素材と、その素材の力を引き出すためのベースとなる基材です。代表的な基材には天然塩、重曹、クエン酸、植物油などがあります。基材そのものにも様々な効能があります。この基本の材料に精油やハーブを加えることによりお好みの入浴剤を作ることができます。 精油やハーブそのものだけを直接入浴剤として利用することも可能です。
 入浴剤作りに使う基本的な基材、精油、ハーブなどについて紹介します。
 


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 (1)基材

 基材は精油やハーブなどの効能を引き出し、入浴剤のベースとなる素材です。特にアロマオイル(精油)はそのまま使うと刺激が強いため、基材で薄めて使用します。基材にはそれぞれの特徴があり、さまざまな特性や作用をもっています。それぞれの性質を十分理解し、使用目的や体調・体質に適したものを選びましょう。以下は入浴剤で使用する代表的な基材です。
 
①塩(精製されていない) 
 ミネラルを含んだ天然塩は、発汗を促すといわれていますバスソルト作りでは基材として天然塩を用います。
・ソルトについて?  
 
 
②植物油
 アロマオイル(精油)はお湯(水)に溶けないため、スクラブソルトと兼用して肌に直接つける場合 原液が肌に触れてトラブルになる恐れがあります。
 バスソルトをスクラブソルトと兼用する場足は、アロマオイルを薄めて、肌への刺激を軽減させるために植物油(キャリアオイル)を使用します。おすすめは、ホホバオイルやスイートアーモンドなど。植物油による美肌・保湿効果も加わり、お肌もしっとりします。 
・植物油について?  
 
 
③.重曹、クエン酸
 クエン酸とあわせて水に入れると泡が出ます。入浴剤としてはバスボムなどの発砲する入浴剤の基材として用いられます。
 
○ 重曹(炭酸水素ナトリウム)
 皮膚をなめらかにするといわれ、入浴剤に使用すると湯あたりを和らげます。  

 
○ クエン酸
重曹とあわせると泡の出るお風呂を楽しめます。
 

 
④.お酒などのアルコール
  酒風呂は、アルコールを皮膚から吸収して、身体を温め、新陳代謝を促進してくれます。またハーブなどをアルコールに漬け込んんだものをチンキといい、ハーブの有効成分がアルコールの中に効果的に抽出されます。
 
⑤ハチミツ、シュガーなど
 ハチミツや砂糖の持つ糖分がもつ保湿効果は、バスオイルほどの保湿量はありませんが、さらりとした湯上りの保湿を提供してくれます。肌がベタベタしないので夏のお風呂の保湿目的におすすめです。
 
⑥その他いろいろな基材
 バスミルクとも呼ばれる家庭で作るにごり湯の素材は、牛乳などの動物性のミルクのほか、アーモンドやココナッツなどのの植物性ミルク、あるいはオートミールやコーンなどの穀物パウダーです。米ぬかや小麦ふすまなども入浴剤として古くから利用されています。
 その他、海藻パウダーやビネガーやコーヒーなど身近な素材も入浴剤として利用できるものがたくさんあります。
 
⑦お湯 

(2)アロマオイル(精油)

 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、 アロマテラピーの基本となるものです。入浴剤に香りや様々な効能を加えるために使用します。

 
1)精油について
 植物の中でハーブ(芳香植物)と呼ばれる約3500種類の中で、精油のとれる植物は約200種類程度と言われています。精油は植物の中の細胞組織内の小さな袋(油褒中)にしずくの形で存在し、花やつぼみ、枝葉、樹皮や樹脂、根など、あらゆる部位から抽出されます。ハーブの揮発性の有効成分を抽出したものが精油です。そこにはハーブのもつ薬効が凝縮されています。 
 精油には芳香と薬効があり、フレグランスやフレーバー、医薬、農薬などに幅広く使われています。芳香は人の鼻(嗅覚)を通じて脳に働きかけ、心身の不調和を癒やします。精油は、ハーブより芳香成分が濃縮されているため、取り扱いには注意が必要ですが、初心者でも手軽に使えること、即効性があることが特徴です。
 
2)精油とアロマオイルの違い
 一般に販売されているアロマオイルは、植物に由来する天然の芳香物質だけでなく、合成香料や、その香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品を広く含んでいます。アロマオイルは、香水や化粧品、食品に添加する香料、ポプリ作り、芳香を楽しむために広く利用されています。アロマティックオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル、フレーバーオイルなどいろいろな呼び名があります。
 また、植物油に精油をブレンドしたアロマテラピートリートメント用のマッサージオイルも一般にはアロマオイルと呼ばれることがあります。
 本サイトでは、 下記 の定義でしめされた天然の芳香物質をアロマオイル(精油)として使用し、紹介しています。
 
━━━日本:AEAJ: (公社)日本アロマ環境協会の定義
 
 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
 
3)おすすめの精油について
 精油(エッセンシャルオイル)は300種類ほどあると言われていてます。その中からお気に入りを見つけたり、ブレンドしたりするのははとても楽しい作業ですが、まずは 一般的で初心者でも使いやすい精油を使ってみましょうしょう。

(3)ハーブ、スパイスその他

 ハーブとは、芳香植物(香りのある植物)の総称です。薬草という意味もあります。
香りがあり薬効がありひとの役に立つ植物を一般的にハーブと呼ぶといってもよいでしょう。
 薬湯としてそのまま利用するほか、飾り付けや、色付けに使用します。お好きなハーブで色付けた飾り付けをすれば入浴剤を作るのがより楽しくなります。 

  


 

(1)ハーブについて

 芳香植物、ハーブの香りにはさまざまな薬効があるといわれ、精神面、肉体面どちらにも働きかけます。この働きはまだ十分には解明されていまんが、薬湯として世界中で古くから利用されています。
 ハーブを使った健康法は、民間療法として昔から存在しています。作用が穏やかであり、またクラフトやお茶にして楽しむことができます。日本でも、季節ごとに、菖蒲湯やゆず湯などの風習はおなじみです。自分で育てたハーブを使えば、植物のパワーをより身近に感じることができます。
 
(2)その他の植物
 身近や野草、野菜、果物、スパイスなども、それぞれ独特の香りや成分を持っており広い意味ではハーブです。入浴剤として利用が可能です。
 
*野草を入浴剤として利用する場合、毒草でないかどうか確認する必要があります。身近な野草の中にも有毒な植物があります。例えばスイセンなども有毒植物で食べると中毒を起こす場合があります。入浴剤として使用する場合も避ける方が良いでしょう。

8.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りする時に使用する器具

  ここでは入浴剤を作るために使用する主な用具を紹介します。基材と同じように、用途に合わせて適切な用具を使うことがポイントです。ご家庭のもので代用できるものも多くありますので、必要に応じて徐々に揃えていくとよいでしょう。
 

 

(1)必要な器具

①最低限そろえた方がよい器具
・ビーカー 
  材料を入れて湯煎にかけるときに使用しますので、耐熱性のものであればビーカーでなくても構いません。大量に作る予定でないのなら、大きすぎない容器を選ぶようにしましょう。30mlと50mlぐらいが便利です。
  
・攪拌(かくはん)用のガラス棒
 溶けた材料を混ぜるときに使用します。こちらも耐熱性のものが好ましいですが、使い捨てでいいのなら竹串や割りばしでも構いません。
 
・ラベル
 作ったものの内容(材料、作成日など)を記入しておきます。
 
②家庭用で代用できるもの
 
・計量スプーン 
  料理用の計量スプーンで代用できます。小さじ、大さじがあるとよいでしょう。
  
・温度計
 湯の温度を測るときにあると便利です。
 
・はかり
 固形物の基材を量るときに使います。料理で使用する1g単位で量れるデジタルスケールがあるとよいでしょう。
  
・深めの小皿や小鉢など 
  入浴剤を作る際、材料を混ぜ合わせるときに使います。乳鉢と乳棒があれば、材料をすりつぶすこともできて便利です。
 
・その他
 タオルや手ぬぐい、バスタオル、たらい、鍋、ボウルなど、ご家庭の日常に使用するもので代用できます。
 

(2)容器

 作る分量が入る容器を用意します。ガラス製ですと、煮沸消毒ができますので繰り返し使用できます。遮光瓶タイプならより長期に保存が可能です。また、ボトルに香りが残りにくい利点があります。樹脂製の容器は持ち運びするときには便利で値段もガラスより安く上がります。用途にあわせてお好みのものをそろえてみてください。

9.ハーブ・アロマで手作りする基本の入浴剤の作り方

 ここでは、最も簡単に作れる、バスボムバスソルトバスオイルの基本の作り方を紹介します。
 

(1)バスボム、バスフィズ(発砲する入浴剤)

 

 
基本のレシピ 
 
材料
  重曹       大さじ  1と 1/2
 クエン酸      小さじ  2
 植物油       小さじ  1/2
精油         1〜5滴
 ドライハーブ      少々

作り方
① 重曹 クエン酸 をまぜあわせる。
② 植物油を加えねりあわせる。
③ 精油を加えまぜあわせる。
④ ラップフィルムにとり圧縮し、ボール状に丸めそのまま放置して
     固める。
⑤ 使う前にラップフィルムをはずす。
    
○ 重曹(炭酸水素ナトリウム)
      クエン酸とあわせて水に入れると発泡する。血行促進 脱臭 
発汗 洗浄 皮膚をなめらかにする作用などがある。

○ クエン酸
重曹とあわせると発泡する。

参考精油
   
 安眠    ラベンダー イランイラン マンダリン  ヒノキ
 さっぱり  テイートリー ユーカリ
 冷えに   クラリセージ ジュニパーベリー ゼラニウム 
       ローズマリー
 
アロマ手作り(入浴剤):バスフィズ     

     
②バスソルト
 塩の発汗作用を利用した、さっぱりした入浴剤です。ミネラルをたっぷり含んだ天然塩を使います。
 

 
基本のレシピ
 
•材料  
塩  大さじ 1
ドライハーブ(飾り用) 大さじ 1
精油     1〜5滴

•作り方 
①塩をはかり容器にいれる。
②ドライハーブを加える。
③①と②を混ぜる。さらに精油を加えよくまぜる。お風呂の湯に
      入れるときはよくまぜてから入浴する。

•塩
海塩や岩塩などミネラルを含んだ天然塩には、体内の毒素を排泄し、発汗を   
 促すのでバスソルト他として用いる。

参考ドライハーブ
ラベンダー :安眠効果 緊張感をほぐす。
ペパーミント :汗ひきがよい 夏におすすめ
ジャーマンカモミール :リラックス効果 肌をしっとり キズにもよい 
ローズ : どのような肌にも合う。心を明るくする。
 
アロマ手作り(入浴剤):バスソルト

 
③バスオイル
 植物油に精油を加えてつくるバスオイルは、保湿効果と精油のさまざまな効能や香りが楽しめます。
 

 
基本のレシピ
•材料(1回分 5ml) 
植物油 5ml
 
精油     1~5滴 (全身浴) 1〜2滴(部分浴)
容器 ビーカー かくはん棒
 
•作り方 
①ビーカーで植物油を量る。
②精油を加える。
③ガラス棒などでよくまぜる。
 
*お風呂の湯に入れるときはよくかきまぜてから入浴する。
  
 
・オススメの植物油
 
・スイートアーモンド油
  よくのびて扱いやすくあらゆる肌室に向いています。古くから化粧品の材料として広く用いられています。
 
・マカデミアナッツ油
 皮脂に含まれているパルミトレイン酸を多く含有していることから、スキンケア用としてよく使用されています。
アロマ手作り(入浴剤):バスオイル

10.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤を作る上でのポイント、注意点

(1)加える精油の分量について

 精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
 通常の精油瓶には口にドロッパートが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
 
 
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はスポイトを使用します。スポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
 

(2)精油を加える時のポイント

 精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
 慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
 

(3)精油の安全性について

①使用に注意が必要な精油について
 精油には有益な作用がたくさんありますが、中には使い方に気をつけるべき種類がります。
 
・精油の光毒性について
精油の成分が日光んどの紫外線に反応することにより、皮膚に炎症などをおこす反応を光毒性といいます。
 
精油例 グレープフルーツ ベルガモット、レモン
 
・皮膚刺激について
 皮膚表面から浸透したときに炎症、かゆみなどの皮膚刺激を起こすものがあります。
 
精油例:イランイラン、「ジャスミン、ティーとりー、ブラックペッパー、ぺぱーみんと、メリッサ、ユーカリ
  

(4)衛生管理について

 使用する器具は使い終わったら中性洗剤で洗い、しっかり乾燥させて保管しましょう。
ガラス製の容器は洗った後に煮沸消毒やアルコール消毒をするとよりよいでしょう。
作業するときは手や指などを洗浄してから行うようにしましょう。
 

(5)入浴剤の保存、使用期限について

保存期間は下記を目安に、高温多湿を避け冷暗所に保管し、早めに使いきりましょう。
 
保存期間の目安(日本アロマ環境協会アロマテラピー検定テキスト1級より)
 ・水が含まれるものはおよそ1〜2週間
 ・植物油などが中心のオイルやクリームは1ヶ月程度
 

(6)手作りしたアロマクラフトの販売について

 医薬品医療機器等法(旧薬事法)により、化粧品の製造・販売は規制を受けます。そのため手作りした入浴剤が化粧品に該当するかどうか注意が必要です。
 
・化粧品に該当するもの(一般的には肌につけるもの)は手作りして販売することができません。プレゼントすることは可能ですが、トラブルが生じた場合は責任が発生することを覚えておきましょう。
 
・化粧品に該当しないもの(肌につけるもの以外)は雑貨に分類されるので販売可能です。ただし、製造物に関する責任(製造物責任法)は発生します。
 
精油を化粧品や医薬品などと混同しない。精油や作成したアロマクラフトなどを使用(特に販売)する場合は扱いに注意することが必要です。
 
 ・浴槽によっては使用できない場合があります。
 ・使用後の湯は捨て、洗濯などに使用しないでください。

11.手作り入浴剤の作始め方

 手作りの入浴剤の始め方についてご紹介します。
 
 

(1)手作りの入浴剤の始め方

 ネット上にはたくさんのレシピが紹介されているので、まず試してみるとよいでしょう。バスソルトやバスオイルなどは初心者でも簡単に作ることができます。
 

(2)手作りキットを購入してみる。

 用具や材料を購入するのは意外と面倒です。そんな方におすすめなのが手軽にできるアロマクラフトのキットが販売されています。ネットなどで簡単に手に入ります。バスボム作りなどはまず試して見ると良いでしょう。
 

(3)オススメの書籍

  興味をもったら書籍を購入してみましょう。アロマテラピーインストラクターである筆者が手元において役立てている書籍を紹介します。
 
①入浴剤のレシピについての本
入浴剤
The Book Of The Bath
スパイスス百科
 
②精油や植物油など基本の材料についての本
アロマテラピー図鑑
植物オイル・ハンドブック
 
③薬湯についての本
薬湯;身近な野草で健康風呂
 
④アロマテラピーの基本を学ぶ本
アロマテラピー検定1級
 

(4)体験教室

 どうしていいのか自信のないかたは体験教室がおすすめです。近くにアロマテラピーの専門店などがあれば体験教室について尋ねてみましょう。

12.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の50のレシピ!

 基本のバスボム、バスソルト、バスオイルの3つを始め、いろいろな素材を利用した50の入浴剤のレシピです。

(1)バスボム・バスフィズ(発砲する入浴剤)のレシピ

 重曹とクエン酸を使用したしゅわっと発砲する入浴剤のレシピです。
 
アロマで手作りする樹木の香りのする発泡する入浴剤!
 重曹、クエン酸、モミ精油、マンダリン精油、ブラックペッパー精油をつかう。
 
リラックス、スッキリする発泡する入浴剤!
 重曹、クエン酸、ラベンダー・ティートリー精油、サイプレス精油、スイートアーモンド油、ハーブパウダーをつかう。
 
1回分で3個の花の香り、入浴剤をつくる!
 重曹、クエン酸、イランイラン精油、パルマローザ精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、バスソルト、ハーブパウダーをつかう。
 
アロマで手作りする冬におすすめの発泡する入浴剤
 重曹、クエン酸、ローズウッド(葉)精油、シダーウッド・バージニア精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、バスソルト、スキムミルク、ハーブパウダーをつかう。
 
ジンジャー入りの発泡する入浴剤をつくる!
 重曹、クエン酸、ジンジャー精油、プチグレイン・ビターオレンジ精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、オレンジピールをつかう。
 
イチゴミルクの発泡する入浴剤!
 重曹、クエン酸、フリーズドライストロベリーパウダー、グレープシード油、スキムミルク、ハーブパウダーをつかう。
 
肌が乾燥する時期にマンゴーバターの発砲する入浴剤。
 重曹、クエン酸、ゼラニウム精油、ベンゾイン精油、パチュリ精油、マンゴーバター、ハーブパウダーをつかう。
 
花の香りの泡のでるお風呂。
 重曹、クエン酸、アプリコットカーネル油、ハーブパウダー、イランイラン精油、プチグレイン・ビターオレンジ精油、ラベンダー精油をつかう。
 
桜とアーモンドミルクの発砲する入浴剤。ついでに市販の入浴剤の紹介!
 重曹、クエン酸、アーモンドパウダー、アプリコットカーネル油、スキムミルク、ゼラニウム精油、パルマローザ精油、桜茶をつかう。

(2)バスソルトのレシピ

  天然塩を使用したバスソルトのレシピです。
 
①いろいろな天然塩(バスソルト、死海の塩など)と精油を使用したシンプルなバスソルトのレシピ
アロマで手作りする入浴剤:ベチバーのバスソルトで秋のリラックス!
 ベチバー精油、ラベンダー精油、レモンマートル精油、死海の塩をつかう。
 
アロマで手作りする入浴剤:ジンジャーのバスソルト
 ジンジャー精油、プチグレイン・レモン精油、死海の塩をつかう。
 
②ハーブを加えてカラフルに色付けしたレシピ
ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:血行をよくするソルトバス。 
 レモンの皮、オレンジ・スイート精油、レモン精油、バスソルトをつかう。
 
アロマで手作りする入浴剤:バスソルトでアートをする。
 花のハーブ、イランイラン精油、ヒマラヤ岩塩を使う。
 
アロマで手作りする入浴剤:ジンジャーのバスソルト(2)
 ドライハーブ、ジンジャー精油、スイートマージョラム精油、レモングラス精油、ゼラニウム精油、死海の塩をつかう。
 
アロマで手作りする入浴剤:ヒノキのバスソルト!
 ドライハーブ、ヒノキ精油、サンダルウッド精油、スイートマージョラム精油、バスソルトをつかう。
 
ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:すっきりするバスソルトをつくる。
 ドライハーブ、フェンネル精油、ジュニパーベリー精油、ローズマリー精油、バスソルトをつかう。
 
③植物油を加えてスクラブソルトにも使用できるレシピ
ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:ライムのスクラブソルトと足浴。
 ライム精油、ジュニパーベリー精油、スイートアーモンド油、スクラブソルトをつかう。

(3)バスオイルのレシピ

 植物油やバターを使用したバスオイルのレシピです。
 
アロマ手作り:秋の休みのバスオイル!
 サンダルウッド精油、レモンマートル精油、椿油、アプリコットカーネル油をつかう。
 
アロマ手作り:スイートマジョラムのバスオイル。
 スイートマージョラム精油、ローズウッド(葉)精油、スイートアーモンド油をつかう。
 
アロマ手作り:コリアンダーのバスオイオル。
 コリアンダー精油、パルマローザ精油、ブラックペッパー精油、スイートアーモンド油、アプリコットカーネル油をつかう。
 
アロマ手作り:入浴剤をつくる。カゼを予防し、血行をよくするウインターバスをつくる。
 ジュニパーベリー精油、ブラックペッパー精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、小麦胚芽油をつかう。
 
アロマで手作りする入浴剤:すっきりバスオイル!
 ローズマリー・ベルベノン精油、ジュニパーベリー精油、ラベンサラ精油、スイートアーモンド油、グレープシード油をつかう。
 
ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:ローズヒップ油のバスオイル。
 パルマローザ精油、ローズヒップ油をつかう。
 
ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:鎮静させるイブニングバスをつくる。
 カモミール・ローマン精油、ラベンダー精油、ネロリ精油、スイートアーモンド油をつかう。
 
カモミールの爽快なバスオイル。
 カモミール・ジャーマン精油、ゼラニウム精油、ローズオットー精油、ラベンダー精油をブレンド。スイートアーモンド油をつかう。

(4)お酒、ワインを使った入浴剤のレシピ

 ワインやウオッカ、日本酒などお酒を使用した入浴剤のレシピです。
 
アロマで手作りするウオッカを使った入浴剤!
 ウオッカ、ラベンダー精油、スイートマージョラム精油、ジュニパーベリー精油をつかう。
 
アロマで手作りするカモミールと日本酒を使った入浴剤!
 日本酒、カモミールをつかう。
 
冷える夜のホットワイン風呂をつくる。
 赤ワイン、スパイス、レモン、オレンジをつかう。
 
リンデンフラワーの白ワイン風呂。
 白ワイン、リンデンフラワーをつかう。
 
メドウスイートの白ワイン風呂。
 白ワイン、メドースイートをつかう。
 
スパークリングワイン風呂!
 スパークリングワイン、ローズアブソリュート精油、レモングラス精油、ラベンダー精油をつかう。
 
梅酒風呂。市販の入浴剤と比較する。
 梅酒のお風呂。
 
果物のお風呂。
 赤ワインと果物のお風呂。
 
ローズレッドの赤ワイン風呂。
 赤ワインとハチミツ、ローズレッド、ローズマリー精油をつかう。

(5)ハチミツを使った入浴剤のレシピ

 ハチミツを使った入浴剤のレシピです。
 
はちみつ入りの入浴剤でリラックス。
 ハチミツ、ベルガモット、プチグレン、ネロリの精油をつかう。
 
しょうがとハチミツのお風呂。
 ハチミツ、しょうがをつかう。
 
甘くすっきりするハーブ・スペアミントのお風呂。はちみつ、オレンジ・スイート精油をブレンド。
 ハチミツ、オレンジ・スイート精油、スペアミントをつかう。
 
ミルクとハチミツの入浴剤を作る!
 ハチミツ、スキムミルク、コーンスターチ、ベルガモット、プチグレン、ネロリの精油をつかう。
 
ミルクと花のバス!
 ハチミツ、スキムミルク、コーンスターチ、オレンジ・スイート、ベルガモット精油をツつかう。ジャスミンの花を浮かべる。

(6)その他いろいろな入浴剤のレシピ

 ミルクヤオートミールなど、その他いろいろな基材を使った入浴剤のレシピです。
 
ココナッツミルクの入浴剤をつくる。
 ココナッツミルクパウダー、イランイラン精油、パルマローザ、レモングラス精油、東南アジアのキッチンハーブをつかう。
 
スペアミントのホイップクリーム風呂。
  ホイップクリーム、スペアミント精油、スペアミントをつかう。
 
エルダーフラワーとミルクのお風呂。
 牛乳、ローズアブソリュート精油、エルダーフラワーをつかう。
 
オリエンタル風の香りのお風呂。
 サンダルウッド精油、ローズウッド(葉)精油、海藻パウダーをつかう。
 
ハーブ・アロマで手作りする日本の入浴剤・冬のお風呂用バッグをつくる。
 レモン、しょうが、マンダリン精油をつかう。
 
リフレッシュし、リラックスさせるレモンバスをつくる。
 レモンジュース、レモン精油、ゼラニウム精油をつかう。
 
オートミールのお風呂。バラの花をつかう。
  オートミール、ローズレッドをつかう。

(7)ハーブの薬湯。

 ハーブや薬草、いろいろな素材を使用した入浴剤のレシピです。
 
しもやけ気味の足にスギナの足浴。
 
松の葉の入浴剤を作る。市販の入浴剤と比較する。

(8)部分浴のレシピ。

 精油を使ったシンプルな部分浴(ハンドバス、フットバス)のレシピ。
 
朝のハンドバスブレンド!
 ローズマリー精油、レモングラス精油、ベルガモット・フロクマリンフリー精油をつかう。
 
冬のハンドバスブレンド!
 フランキンセンス精油、ベルガモット・フロクマリンフリー精油、レモン・フロクマリンフリー精油をつかう。