ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:梅酒風呂。市販の入浴剤と比較する。

 春の遅いここ東北でもちらほら梅の便りが聞かれます。春を味わいたいと思い、市販の梅酒の入浴剤を購入しました。使用したところ、体が温まり、香りも良く春を感じることができました。ちょうど、自宅に昨年の夏、作った梅酒があることを思い出し、今回は、これを使って入浴剤を作ってみました。
 

 

目次

1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方
2.市販の入浴剤について
3.市販の入浴剤を試す。
4.ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤
 

1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方

ー梅酒のお風呂

 


 

•材料(全身浴 1回分)  

梅酒             60ml
 つけた梅の実       2個
 
 計量カップ、測り
 

•作り方 

①梅酒を図り、実を取り出します。
 
②お湯を張った浴槽に入れてよくかき混ぜ入浴します。梅の実も同時に投入します。梅の実でマッサージなどして香りを楽しみます。
 使用量は市販の入浴剤に合わせて60mlにしてみました。
 
*ウメの実を入れるとリンゴ風呂のように湯面に浮かんで香りが楽しめるのを期待しましたが、残念ながら沈んでしまいました。取り上げで、マッサージに使用しました。
 

・梅酒について(参考)


 ウメ(梅、学名:Prunus mume、英: Japanese apricot)は、バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のことです。果実は、未熟なものは有毒であるものの、梅干などに加工して食用とされています。薬用としても利用されています。枝や樹皮は染色にも使われています。
 ウメは中国原産の花木で、朝鮮半島を経由して日本に渡ってきたといわれています。正確な渡来時期はまだわかっていませんが、『万葉集』では100首を超える歌が詠まれていることから、奈良時代にはすでに栽培されていたようです。
 
 梅酒(うめしゅ)は、一般的に6月頃に収穫される青梅を、蒸留酒(ホワイトリカー、焼酎、ブランデーが一般的)に漬け込むことで作られるアルコール飲料です。甘い味付けのためにつけこむときに、砂糖を同時に加えます。
 家庭でも容易に作れることから、古来より民間で健康に良い酒[として親しまれており、食前酒としても用いられています。
 ハーブをアルコールでその有効成分を浸出させたものをチンキ剤と呼びますが、梅酒はまさに 日本のチンキです。
 
*一般的な製造法
 梅の実1kgに対して砂糖0.2 - 1kg、ホワイトリカー1.8リットル程度の割合で混合して作成するのが一般的です。

 2.市販の入浴剤について


 

(1)入浴剤の歴史

 お風呂が大好きな日本人にお馴染みの入浴剤の市場規模は、現在約500億円と言われています。家庭でお風呂が普及した高度成長時代に急成長しバブル期の1991年には約700億円にまで達した市場規模ですが、その後安定して今の規模を維持しています。
 ちなみに、洗顔用の石鹸の市場規模は約2000億(日本石鹸洗剤工業会統計2019年による)なのでその約1/4程度の規模であることになります。
 弘法大師にさかのぼるとされる薬湯の古い歴史を持つ日本ですが、その家庭用の入浴剤の歴史は意外と新しく、商品としての入浴剤の第1号は、明治30年の津村順天堂(現バスクリン)の薬用中将湯といわれています。これには当時発売されていた婦人薬の生産時に出る残りカスを「もったいないから」と持って帰っれをお風呂に入れたところ、効果があったのでこの効果をウリにして銭湯に販売したところ、たちまち噂が広がり、巷の銭湯から注文が殺到したのが始まりといわれています。
 その後1970年代の高度成長期には、芳香浴剤のバスクリンが大人気を集め、市場が急拡大しました。1980年代になると、シュワっと泡が出て現代でも人気の発泡系入浴剤や、手軽に家庭で温泉気分があじわえる温泉系の入浴剤が登場し現在に至っています。
 

(2)市販の入浴剤の分類

 市販の入浴剤は、それに含まれる成分や効果の別によって①化粧品、②医薬部外品、③雑貨、という3つのグループに分類されています。
 これはその入浴剤を用いて入浴することによって、人体に与える効果を、薬機法(旧・薬事法)に基づいて分類したものです。
 一般に販売されている入浴剤は①化粧品か②医薬部外品がほとんどで、箱や袋などの外装にその類別および成分を正しく表示することが義務付けられています。製造するためには、製造許可が必要となります。
 それに対して③雑貨は、例えば温泉で売られている湯の花やヒノキのボールなどで、その効果も有害性もはっきり証明できないもので、①や②のような表示義務はなく、製造許可も必要ありません。
 

(3)市販の入浴剤の種類と効果

 市販されている入浴剤には様々な成分が含まれていますが、大きく4つのグループに分けられます。以下に紹介します。
 
①無機塩累系入浴剤
 硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムなどを主成分とする入浴剤です。
 各地の温泉名をつけた入浴剤bの多くがこの系統で、それぞれの温泉成分を応用し、さらに香りや色で温泉らしい雰囲気を高めています。
 入浴後の保湿効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴です。
 
②炭酸ガス系入浴剤
 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、とコハク酸、フマル酸、リンゴ酸などを組み合わせて炭酸ガスを発泡させる入浴剤です。いわゆる泡の出る入浴剤です。
 このグループの入浴剤は、炭酸ガスの血管拡張効果を利用しているのが特徴です。血管が拡張して血液量が増大し、身体の芯まで温まります。
 
③生薬系入浴剤
 センキョウ、トウキ、ヨモギ、ウイキョウなど薬用植物の生薬を配合したものです。生薬にふくまれている有効成分の効果が期待できます。
 市販の入浴剤の中では、本Webで紹介している手作りの入浴剤にもっとも近いものです。
 
*今回の梅酒の入浴剤もこのタイプです。
 
④酵素系入浴剤
 たんぱく質分解酵素、パパイン、パングレアチンなどの酵素を配合したものです。酵素を入浴剤に配合することにより、皮膚に無理な刺激を与えることなくきれいにしながら、入浴効果を高めるのがこの入浴剤の特徴です。
 このグループの入浴剤を使用すると、清潔でなめらかな使用感があります。

3.市販の入浴剤を試す。

  梅酒風呂 入浴剤で検索したとところ、菊正宗酒造さんの商品に行き当たりました。
 
 以下がアマゾンの商品情報です。
 

(1)商品情報 
「菊正宗 美人酒風呂 梅酒の香り」は、酒蔵菊正宗が作ったコメ発酵液を含んだ入浴剤 酒風呂です。
手軽に酒風呂が楽しめる便利な1回使い切りタイプ。
コメ発酵液、ウメ果汁、クエン酸配合。
甘酸っぱい梅酒の香り。お湯色:琥珀色透明。
 

(2)使用後の感想

 箱を開けるとアアルミの袋が10袋入っていました。中には琥珀色の液体が60ml入っていて、浴槽に入れる瞬間梅酒の香りが強く漂いました。
 入浴してみると、ほのかに梅酒の香りがただよい、リラックスできました。体もポカポカする感じでした。

4.ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤

 

バスフィズ

重曹を使ったバスフィズの作り方を紹介しています。

 

バスソルト

天然塩を使ったバスソルトの作り方を紹介しています。

 

バスオイル

 

入浴剤をつくる。リンデンフラワーの白ワイン風呂。

 

(1)基本の入浴剤の作り方

 ハーブ、アロマで手作りする入浴剤の基本的な作り方です。動画もあります。

(2)バスフィズ・バスボム(発砲する入浴剤)のレシピ

(3)バスソルトのレシピ

 天然塩を使用したバスソルトのレシピです。

(4)バスオイルのレシピ

 植物油やバターを使用したバスオイルのレシピです。

(5)お酒、ワインを使った入浴剤のレシピ

 ワインやウオッカ、日本酒などお酒を使用した入浴剤のレシピです。

 

ハーブ・アロマ手作り:カモミールと日本酒を使った入浴剤

 

(6)ハチミツを使った入浴剤のレシピ

 ハチミツを使った入浴剤のレシピです。

(7)その他いろいろな入浴剤のレシピ

 ミルクヤオートミールなど、その他いろいろな基材を使った入浴剤のレシピです。

ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:スペアミントのホイップクリーム風呂。

 
 

(8)ハーブの薬湯。

 ハーブや薬草、いろいろな素材を使用した入浴剤のレシピです。

 

ハーブ・アロマ手作り:カモミールと日本酒を使った入浴剤