ハーブ・アロマで発泡する入浴剤(バスボム、バスフィズ)を作る

 バスボムは、お風呂の中に入れるとシュワシュワシュワシュワーと泡が出て香りが広がる発泡性の入浴剤です。疲れて帰った1日の終わりに、入浴剤(バスフィズ)を入れたお風呂に入り、よい香りにリラックスした経験をお持ちの方は多いでしょう。
 あの市販の発泡性入浴剤、実は簡単に手作りすることができます。作り方は、とても簡単です。どうやってもいいけど、重曹とクエン酸を、所定の割合でまぜるだけです。
 好みの色や香りを加えて、自分だけの入浴タイムを演出してみましょう。
 

 
  目次
 
1. そもそも入浴の健康効果について
2.入浴剤の歴史や市販の入浴剤、効果ついて
3. ハーブ・アロマで入浴剤を手作りするメリット、デメリット
4.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りする場合によくある質問 
5.ハーブ・アロマで手作りする発泡する入浴剤(バスボム、バスフィズ)作りに必要な材料
(1)基材
(2)精油
(3)ハーブその他
6.ハーブ・アロマで入浴剤を作るときに使用する器具
7.ハーブ・アロマで手作りする基本の発泡する入浴剤の作り方
8.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤を作る上でのポイント
19.ハーブ・アロマで手作りする発泡する入浴剤の作り方動画
10.ハーブ・アロマで手作りする発泡する入浴剤のレシピ
11.その他ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤
 

1. そもそも入浴の健康効果について

 日本は世界一の「お風呂先進国」として知られています。毎日お風呂にはいるのが楽しみという方も多いと思います。一方、日本は世界トップクラスの「長寿大国」です。日本人の平均寿命は、男性が世界3位、女性が世界2位といずれも世界トップクラスです。
 長寿の理由は様々考えられますが、「日本人の入浴文化」が寿命の底上げに一役買っているとする研究結果が報告されています。「湯治(とうじ)」に代表されるように、われわれ日本人は古くから入浴によって、心身の健康を維持してきました。ここでは現代医学で明らかになっている7つの代表的な健康作用を紹介します。
 

(1)入浴の7大健康作用(最高の入浴法:早坂伸哉著より)

①.温浴作用ー体を温めて血流アップ。 
 入浴の健康効果の代表が、この温熱作用(温め効果)です。
温熱によって体が温まれば、血管が広がり心臓の働きも強くなります。そうするとたくさんの血液が体中をめぐるようになります。
 
②.静水圧作用ーしめつけて「むくみ」を解消。
 お湯の水圧によって全身がマッサージされたような状態になり、血流や生理に影響をあtがえます。これを「静水圧作用」と呼びます。
 
③.浮力作用ー筋肉や関節をゆるめて緊張をとる。
 浴槽に入ると、体重が軽く感じられます。これが「浮力作用」です。そのため、関節や筋肉への緊張がゆるんでリラックス状態になります。
 
④.清浄作用ー体の汚れを洗い流す。
 皮膚の表面を洗いながすことで、体に有害な物質や微生物、不要な皮脂などを除去します。また、温かいお湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れださせる効果もあります。
 
⑤.蒸気・香り作用ー免疫力を高め、自律神経を整える。
 浴室内で「長い深呼吸」をすることで、鼻や喉の粘膜の乾燥を防ぐことができます。また、好きな香りのアロマオイルなどを垂らせば浴室内に香りが充満します。これは、自律神経の調整に役立ちます。
 
⑥.粘性・抵抗性作用ー手軽な運動療法効果。
 水中で体を動かすことは、陸上の3〜4倍の負荷がかかります。この作用を利用し、ゆっくりした運動やストレッチなどによって筋肉に刺激を与えることができます。
 
⑦.開放・密室作用ー日常から開放されるリラックス効果。
 浴室は衣服を身につけない「非日常」な空間です。一人でお風呂に浸かる時間は、心と体が開放的になる究極のリラックス空間です。

 2.入浴剤の歴史や市販の入浴剤、効果ついて

 「薬湯」とは、漢方などの生薬や薬剤を入れた風呂、または温泉の療養泉の効果が発揮された風呂のことです。古来より洋の東西を問わず人々は、様々な薬草を使った「薬湯」や、温泉などに浸かることによって心身を癒してきました。「薬湯」や「温泉」は、入浴の効果に加えて、薬草や有効成分の相乗効果によって様々な効果をもたらすことが知られています。
 入浴剤を利用すれば、1で述べた入浴がもつ様々な効果をさらに高めてくれます。、
 

 

(1)入浴剤の歴史

 お風呂が大好きな日本人にお馴染みの入浴剤の市場規模は、現在約500億円と言われています。家庭でお風呂が普及した高度成長時代に急成長しバブル期の1991年には約700億円にまで達した市場規模ですが、その後安定して今の規模を維持しています。
 ちなみに、洗顔用の石鹸の市場規模は約2000億(日本石鹸洗剤工業会統計2019年による)なのでその約1/4程度の規模であることになります。
 弘法大師にさかのぼるとされる薬湯の古い歴史を持つ日本ですが、その家庭用の入浴剤の歴史は意外と新しく、商品としての入浴剤の第1号は、明治30年の津村順天堂(現バスクリン)の薬用中将湯といわれています。これには当時発売されていた婦人薬の生産時に出る残りカスを「もったいないから」と持って帰っれをお風呂に入れたところ、効果があったのでこの効果をウリにして銭湯に販売したところ、たちまち噂が広がり、巷の銭湯から注文が殺到したのが始まりといわれています。
 その後1970年代の高度成長期には、芳香浴剤のバスクリンが大人気を集め、市場が急拡大しました。1980年代になると、シュワっと泡が出て現代でも人気の発泡系入浴剤や、手軽に家庭で温泉気分があじわえる温泉系の入浴剤が登場し現在に至っています。
 

(2)市販の入浴剤の種類と効果、手作りの入浴剤のタイプとの比較について

 市販されている様々な入浴剤について、大きく6つのグループに分けて解説します。同様にそのイプの手作り入浴剤についても紹介します。
 
①無機塩類系入浴剤
 硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを主成分とする入浴剤です。
 各地の温泉名をつけた入浴剤の多くがこの系統で、それぞれの温泉成分を応用し、さらに香りや色で温泉らしい雰囲気を高めています。
 このタイプの最大の特徴は、塩類が皮膚の表面の蛋白質と結合して膜を形成し、この膜が身体の熱の放散を防ぐために、入浴後の保温効果が高く湯冷めしにくくなるということです。
 塩化ナトリウムとは塩のことです。天然塩を使用したバスソルトはこのタイプです。様々な天然塩や精油などを加えて色々なタイプの入浴剤をつくることができます。
 
②炭酸ガス系入浴剤
 炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、とコハク酸、フマル酸、リンゴ酸などを組み合わせて炭酸ガスを発泡させる入浴剤です。いわゆる泡の出る入浴剤です。
 このグループの入浴剤は、炭酸ガスの血管拡張効果を利用しているのが特徴です。血管が拡張して血液量が増大し、身体の芯まで温まります。
 炭酸水槽ナトリウム(重曹)とクエン酸を基材として作る発泡する入浴剤(バスボム、バスフィズ)はこのタイプの入浴剤です。ハーブや精油で香りや色付けをすれば、アロマクラフトづくりの楽しさも味わえます。
 
③生薬系入浴剤
 センキョウ、トウキ、ヨモギ、ウイキョウなど薬用植物の生薬を配合したものです。生薬にふくまれている有効成分の効果が期待できます。
 市販の入浴剤の中では、本Webで紹介している手作りの入浴剤にもっとも近いものです。
 ハーブや様々な野草、果物を使った入浴剤は、直接そのまま薬湯として利用することもできるし、お酒やアルコールに漬け込んでその成分を抽出して、お酒を使った入浴剤として利用することもできます。精油と組み合わせればさらに色々な効果が期待できます。
 
④酵素系入浴剤
 たんぱく質分解酵素、パパイン、パングレアチンなどの酵素を配合したものです。酵素を入浴剤に配合することにより、皮膚に無理な刺激を与えることなくきれいにしながら、入浴効果を高めるのがこの入浴剤の特徴です。
 このグループの入浴剤を使用すると、清潔でなめらかな使用感があります。
 酵素は様々な植物に含まれています。ハーブや植物を使った薬湯の中には酵素系入浴剤の効果を期待できるものがあります。
 
⑤.清涼系入浴剤
 このタイプは、主にl-メントールを配合して冷感を付与させたものや、炭酸水素ナトリウム、 硫酸アルミニウムカリウム等を配合し、入浴後の肌にサッパリ感を付与させたものがあります。
 l-メントールを含む代表的なハーブにはペパーミントやハッカなどがあります。これらハーブやハーブから抽出された精油を使えば同様の効果が期待できます。
 
⑥.スキンケア系入浴剤
  このタイプは、保湿成分が入浴中に皮膚に吸着浸透し、スキンケアを行うものです。特に冬の乾燥時は、入浴後過度に角層中の水分が失われ、肌のかさつきが起こりやすくなっており、入浴剤によるスキンケアが重要となります。入浴剤に含まれている保湿成分が肌の表面に吸着するだけではなく、角層内部にまで浸透していきます。その結果、入浴後はお肌がしっとり、すべすべになります。
 このタイプの手作り入浴剤にはバスオイルや、はちみつ、シュガーなどを使う入浴剤があります。様々な素材を組み合わせることにより、保湿だけではなく、温熱や他の様々な効果が期待できます。
 

(4)バスボム、バスフィズの歴史と効果について

 バスボム、バスフィズは、重曹とクエン酸がお湯の中で反応して炭酸ガスをしゅわしゅわっと発泡させる入浴剤です。先の入浴剤の歴史のところでも記載したように、日本では1980年ごろに登場し今でも人気の入浴剤です。
 炭酸ガスにより血管が拡張し温熱効果が高まるのが特徴です。またに重曹は、洗剤として利用されることもあり、清浄効果(汚れを落とす、皮膚を清浄にする、 等)を高めてくれます。
 さらに練り合わせのための植物油や香り色付けのための精油やハーブなどいろいろな素材を組み合わせることにより、さらにいろいろな効果が期待できます。
 

 (5)市販のバスボム、バスフィズについて

 バスボムといってまず思い浮かべるブランドは「LUSH」です。特徴的なネーミングとカラフルな色と魅惑的な香りで有名です。
 以下にサイトをリンクしておきます。
 
LUSH

3 ハーブ・アロマで入浴剤を手作りするメリット、デメリット

 現在、様々な入浴剤が市販されています。誰でも簡単に「薬湯」や「温泉」気分を味わうことができます。が、香りがきつすぎるとか、安全な成分が心配だなど、気になることも多いものです。
 そんな方におすすめなのが、ハーブや精油など自然の素材を使った手作りの入浴剤です。誰でも簡単に、植物(ハーブ)や植物の香り(アロマ)のパワーを日々の生活に取り入れることができます。下にそのメリット、デメリットを挙げてみました。
 

メリット

①.自分にあったものが作れる。  
 手作りの1番のメリットは自分好みのものが作れるところです。市販のものを使用した時に、「なんだか香りが合わないな」「ちょっとべたつき過ぎるな」など、期待していたものと違ったことがないでしょうか?
手作りをすれば精油で好きな香りを作ることが出来ますし、基剤を選べば好みの肌触りを実現することができます。
  
②.自分の肌にあった安心できる素材を選べる。 
 市販の物の成分表を見ると、たくさんの種類が書いてあり、それが一体どんなものなのかを調べるだけで一苦労です。手作りをすることで、自分の肌にあった安心できる素材から作ることができます。保存料などの添加物が入らないのも嬉しいポイントです。
 
③.コストパフォーマンスがよい。
 自分で作るとなると、まずは作る時の道具が必要ですが、意外とお手軽に手に入るし一度購入すれば長く使えます。ローズなど、高価な市販のバスオイルに使用されている成分も材料だけなら手軽な価格で入手できる場合が多いので、高価な成分を使用した自分だけの特別仕様のバスオイルを作ることもできます。
 

デメリット

①.作り方や素材の知識が必要でありて手間がかかる。
 安心して使用できる入浴剤を作るためには、作り方やそれぞれの素材の知識を取得する必要があり時間や手間がかかります。
 しかし、近年はネットでの情報入手が簡単にできるようになっています。精油や植物油などの知識は、私達の健康や生活に密接に関係するものであり、作っているうちにいろいろな知識が高まります。
 
②.必要な材料を集めるのがたいへんである。
 使用する材料の中には、近所のスーパーなどで手に入らないものもあり、最初のうちは材料を入手するのが面倒です。
 しかし、普通は利用していない、ネット通販や専門店などを利用すると、これまでより生活の幅がひろがり楽しくなります。

4.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りする場合によくある質問

 
Q:アロマオイルと精油はどのように違うのですか。どちらもバスオイルにつかえますか
 
 一般に販売されているアロマオイルは、植物に由来する天然の芳香物質(精油)だけでなく、合成香料や、その香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品を広く含んでいます。アロマオイルは、香水や化粧品、食品に添加する香料、ポプリ作り、芳香を楽しむために広く利用されています。アロマティックオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル、フレーバーオイルなどいろいろな呼び名があります。
 また、植物油に精油をブレンドしたアロマテラピートリートメント用のマッサージオイルも一般にはアロマオイルと呼ばれることがあります。
 バスソルトに使用するアロマオイルは、天然の精油を使用しましょう。市販されているバスオイルやマッサージオイルも使用可能です。
 

・精油について?  
 

 
Q: アロマブレンドオイルは、入浴剤NGですか?
 
 アロマブレンドオイルの中でも、精油以外の成分(アルコールや人工香料など)が入っていることもあるので、成分表を確認しましょう。ブレンドオイルはもともと香りを楽しむものなので、肌に刺激のある成分などが含まれている場合もあります。
 配合されている成分がわからない時は使わない方がよいでしょう。
 
Q: 手作りした入浴剤は販売したりプレゼントしたりできますか 
 
 入浴剤は法的(薬機法)には、化粧品、医薬部外品、雑貨の3つに分類できます。このうち、化粧品、医薬部外品は、製造の許可がないものは製造することができません。雑貨ならば無許可で製造できますが、その入浴剤が雑貨なのかどうなのかは微妙な問題です。
 このほかに製造物責任法(PL法)というものがあって、製造したものについて責任が生じます。入浴剤は直接肌に触れるものなので、使用した場合トラブルが発生す場合があります。
  手づくりした入浴剤の販売はやめたほうがよいでしょう。手作りした入浴剤をプレゼントする場合ですが、あくまでも商業目的(販促などとして)以外の私的な場合は可能と思われます。しかし当サイトでは、トラブルの恐れがあるため、ごく親しい家族以外の人へのプレゼントはおすすめしていません。
 
Q:入浴剤を使用すると風呂釜や浴槽に影響が出ないか心配です。追焚きは可能ですか
 
 配管やふろがまを傷めない成分を使っている入浴剤であれば、追い焚き機能付きのお風呂でも使用することができます。例えば、下記のような入浴剤は配管やふろがまを傷めません。 
・中性の入浴剤
・お湯が透明の(白く濁っていない)入浴剤 
「浴槽・配管を傷めない」「循環式ふろがまにもお使いいただけます」などの表記があれば、追い焚き機能付きのお風呂にも使用できます。 
 
 一方、市販している入浴剤の中には、追い焚き機能付きのお風呂と相性がよくない製品もあります。ここからは、追い焚き機能付きのお風呂に入れない方がいい入浴剤についてご紹介いたします。
 
・硫黄など金属を傷める成分を含むもの
  硫黄、酸、アルカリ、塩分などを含む入浴剤は、給湯器の配管を傷める可能性があります。温泉成分を含む入浴剤、バスソルトなどは、浴槽に入れた状態で追い焚きを行わないよう注意しましょう。 
 
にごり湯の入浴剤
 にごり湯や、ミルクのような白濁したお湯になる入浴剤には、「酸化チタン」が含まれている可能性があります。 追い焚き機能つきのお風呂への使用は控えましょう。
 ただし、入浴剤のにごりの一部は、酸化チタンではなくオイルやミルク由来のものもあります。これらは、雑菌などの栄養となるので、入浴したら残り湯は捨てて、ざっと浴槽を洗い流しておくと良いでしょう。
 
・詰まりの原因になるもの
 花びらなどの固形物や、泡(「バブ」などの炭酸ガス系や泡風呂など)の出る入浴剤は、追い焚き機能を使うと配管・フィルターが詰まる原因となる可能性があります。
配管・フィルターが詰まると追い焚き機能が損なわれることがあるため、使用中は追い焚きを控えましょう。
 排水溝に詰まる可能性もあるので、入浴したら取り除いておきましょう。
 *お茶パックや、袋などに詰めて入浴すると簡単に掃除することができます。
 
・食べ物、フレッシュハーブなど
 れらは、雑菌などの栄養となるので、入浴したら残り湯は捨てて、ざっと浴槽を洗い流しておくと良いでしょう。

5.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤(バスボム、バスフィズ)作りに必要な材料

  発泡する入浴剤(バスボム、バスフィズ)作りに必要な材料は、ベースとなる基材の重曹とクエン酸、練り合わせるための植物油やグリセリンなど、と香り付けや色付けに利用する精油やハーブです。
 


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 (1)基材

 発泡する入浴剤のもとになる物質を『基材』といいます。基材にはそれぞれの特徴があり、さまざまな特性や作用をもっています。それぞれの性質を十分理解し、使用目的や体調・体質に適したものを選びましょう。
 発泡する入浴剤(バスボム、バスフィズ)に使用する基材は、発泡する元になる重曹およびクエン酸と練り合わせのために使用する植物油やグリセリンです。
 
○ 重曹(炭酸水素ナトリウム)
クエン酸とあわせて水に入れると泡が出る。アロマテラピーでは入浴剤の基材として用いる。皮膚をなめらかにするといわれ、入浴剤に使用すると湯あたりを和らげる。 
 

 
○ クエン酸
重曹とあわせると泡の出るお風呂を楽しめる
 

 
○植物油
 アロマオイル(精油)はお湯(水)に溶けないため、スクラブソルトと兼用して肌に直接つける場合 原液が肌に触れてトラブルになる恐れがあります。
 バスソルトをスクラブソルトと兼用する場足は、アロマオイルを薄めて、肌への刺激を軽減させるために植物油(キャリアオイル)を使用します。おすすめは、ホホバオイルやスイートアーモンドなど。植物油による美肌・保湿効果も加わり、お肌もしっとりします。
 
・植物油について?  
 

(2)アロマオイル(精油)

 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、 アロマテラピーの基本となるものです。入浴剤に香りや様々な効能を加えるために使用します。

 
1)精油について
 植物の中でハーブ(芳香植物)と呼ばれる約3500種類の中で、精油のとれる植物は約200種類程度と言われています。精油は植物の中の細胞組織内の小さな袋(油褒中)にしずくの形で存在し、花やつぼみ、枝葉、樹皮や樹脂、根など、あらゆる部位から抽出されます。ハーブの揮発性の有効成分を抽出したものが精油です。そこにはハーブのもつ薬効が凝縮されています。 
 精油には芳香と薬効があり、フレグランスやフレーバー、医薬、農薬などに幅広く使われています。芳香は人の鼻(嗅覚)を通じて脳に働きかけ、心身の不調和を癒やします。精油は、ハーブより芳香成分が濃縮されているため、取り扱いには注意が必要ですが、初心者でも手軽に使えること、即効性があることが特徴です。
 
2)精油とアロマオイルの違い
 一般に販売されているアロマオイルは、植物に由来する天然の芳香物質だけでなく、合成香料や、その香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品を広く含んでいます。アロマオイルは、香水や化粧品、食品に添加する香料、ポプリ作り、芳香を楽しむために広く利用されています。アロマティックオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル、フレーバーオイルなどいろいろな呼び名があります。
 また、植物油に精油をブレンドしたアロマテラピートリートメント用のマッサージオイルも一般にはアロマオイルと呼ばれることがあります。
 本サイトでは、 下記 の定義でしめされた天然の芳香物質をアロマオイル(精油)として使用し、紹介しています。
 
━━━日本:AEAJ: (公社)日本アロマ環境協会の定義
 
 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
 
3)おすすめの精油について
 精油(エッセンシャルオイル)は300種類ほどあると言われていてます。その中からお気に入りを見つけたり、ブレンドしたりするのははとても楽しい作業ですが、まずは 一般的で初心者でも使いやすい精油を使ってみましょうしょう。

(3)ハーブ、スパイスその他

 ハーブとは、芳香植物(香りのある植物)の総称です。薬草という意味もあります。
香りがあり薬効がありひとの役に立つ植物を一般的にハーブと呼ぶといってもよいでしょう。
 薬湯としてそのまま利用するほか、飾り付けや、色付けに使用します。お好きなハーブで色付けた飾り付けをすれば入浴剤を作るのがより楽しくなります。 

  


 

(1)ハーブについて

 芳香植物、ハーブの香りにはさまざまな薬効があるといわれ、精神面、肉体面どちらにも働きかけます。この働きはまだ十分には解明されていまんが、薬湯として世界中で古くから利用されています。
 ハーブを使った健康法は、民間療法として昔から存在しています。作用が穏やかであり、またクラフトやお茶にして楽しむことができます。日本でも、季節ごとに、菖蒲湯やゆず湯などの風習はおなじみです。自分で育てたハーブを使えば、植物のパワーをより身近に感じることができます。
 
(2)その他の植物
 身近や野草、野菜、果物、スパイスなども、それぞれ独特の香りや成分を持っており広い意味ではハーブです。入浴剤として利用が可能です。
 
*野草を入浴剤として利用する場合、毒草でないかどうか確認する必要があります。身近な野草の中にも有毒な植物があります。例えばスイセンなども有毒植物で食べると中毒を起こす場合があります。入浴剤として使用する場合も避ける方が良いでしょう。

6.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りする時に使用する器具

  ここでは入浴剤を作るために使用する主な用具を紹介します。基材と同じように、用途に合わせて適切な用具を使うことがポイントです。ご家庭のもので代用できるものも多くありますので、必要に応じて徐々に揃えていくとよいでしょう。
 

 

(1)必要な器具

①最低限そろえた方がよい器具
・ビーカー 
  材料を入れて湯煎にかけるときに使用しますので、耐熱性のものであればビーカーでなくても構いません。大量に作る予定でないのなら、大きすぎない容器を選ぶようにしましょう。30mlと50mlぐらいが便利です。
  
・攪拌(かくはん)用のガラス棒
 溶けた材料を混ぜるときに使用します。こちらも耐熱性のものが好ましいですが、使い捨てでいいのなら竹串や割りばしでも構いません。
 
・ラベル
 作ったものの内容(材料、作成日など)を記入しておきます。
 
②家庭用で代用できるもの
 
・計量スプーン 
  料理用の計量スプーンで代用できます。小さじ、大さじがあるとよいでしょう。
  
・温度計
 湯の温度を測るときにあると便利です。
 
・はかり
 固形物の基材を量るときに使います。料理で使用する1g単位で量れるデジタルスケールがあるとよいでしょう。
  
・深めの小皿や小鉢など 
  入浴剤を作る際、材料を混ぜ合わせるときに使います。乳鉢と乳棒があれば、材料をすりつぶすこともできて便利です。
 
・その他
 タオルや手ぬぐい、バスタオル、たらい、鍋、ボウルなど、ご家庭の日常に使用するもので代用できます。
 

(2)容器

 作る分量が入る容器を用意します。ガラス製ですと、煮沸消毒ができますので繰り返し使用できます。遮光瓶タイプならより長期に保存が可能です。また、ボトルに香りが残りにくい利点があります。樹脂製の容器は持ち運びするときには便利で値段もガラスより安く上がります。用途にあわせてお好みのものをそろえてみてください。

7.ハーブ・アロマで手作りする基本の発泡する入浴剤の作り方

 

 

材料

 重曹       大さじ  1と1/2
 クエン酸      小さじ  2
 植物油       小さじ 1/2
 精油         1~5滴
 ドライハーブ      少々
 
 

作り方

① 重曹 クエン酸 をまぜあわせる。
② 植物油を加えねりあわせる。
③ 精油を加えまぜあわせる。
④ ラップフィルムにとり圧縮し、ボール状に丸めそのまま放置して固める。
⑤ 使う前にラップフィルムをはずす。
    

8.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤を作る上でのポイント

(1)加える精油の分量について

 精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
 通常の精油瓶には口にドロッパートが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
 
 
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はスポイトを使用します。スポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
 

(2)精油を加える時のポイント

 精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
 慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
 

(3)アロマオイル(精油)の選び方

植物から得られる天然のアロマオイル(精油)には有益な作用がたくさんありますが、なかには肌への刺激が強いものや、光毒性(肌についた状態で紫外線にあたると、肌に炎症や色素沈着などの刺激を与える作用のこと)をもつものがあるので注意しましょう。
 
●皮膚刺激に気をつけたい精油
量を減らしたり、様子をみながら使用してください。特に敏感肌の方は注意しましょう。
 皮膚刺激に注意が必要な精油の例
柑橘系、スパイス系、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス、レモングラス など
 
●光毒性に気をつけたい精油
光毒性をもつ可能性のある精油を使用する場合は、肌に使用後は紫外線を避けるか、光毒性の原因成分を除去したFCF(フロクマリンフリー)タイプを選びましょう。
 光毒性に注意が必要な精油の例
アンジェリカルート、オレンジビター、クミン、グレープフルーツ、ベルガモット、ライム、レモン など
 

(4)子どもに対する注意点

成長過程の子供は嗅覚が大人よりも繊細で、外からの影響を受けやすい傾向があります。また、アロマオイル(精油)は植物の芳香成分が凝縮されているため、小さな子どもには刺激が強すぎる場合もあります。
 原則として、3歳未満の乳幼児には、アロマオイルを加えたバスソルトの使用(アロマバス)は避けましょう
 3
歳以上の子どもには、大人の使用量の1/10程度から始め、多くても1/2程度とし、様子をみながら慎重に使いましょう。
 

(5)その他入浴剤を使うときの注意事項

 ・作ったら、なるべく早く使いましょう。
 ・浴槽によっては使用できない場合があります。
 ・使用後の湯は捨て、洗濯などに使用しないでください。
 

(6)保存期間について

直射日光、高温多湿を避けて保存し、2週間程度を目安に使い切りましょう。

9.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方動画。

 
 

10.ハーブ・アロマで手作りする発泡する入浴剤のレシピ

 重曹とクエン酸を使用したしゅわっと発砲する入浴剤のレシピです。
 
アロマで手作りする樹木の香りのする発泡する入浴剤!
 重曹、クエン酸、モミ精油、マンダリン精油、ブラックペッパー精油をつかう。
 
リラックス、スッキリする発泡する入浴剤!
 重曹、クエン酸、ラベンダー・ティートリー精油、サイプレス精油、スイートアーモンド油、ハーブパウダーをつかう。
 
1回分で3個の花の香り、入浴剤をつくる!
 重曹、クエン酸、イランイラン精油、パルマローザ精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、バスソルト、ハーブパウダーをつかう。
 
アロマで手作りする冬におすすめの発泡する入浴剤
 重曹、クエン酸、ローズウッド(葉)精油、シダーウッド・バージニア精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、バスソルト、スキムミルク、ハーブパウダーをつかう。
 
ジンジャー入りの発泡する入浴剤をつくる!
 重曹、クエン酸、ジンジャー精油、プチグレイン・ビターオレンジ精油、ラベンダー精油、スイートアーモンド油、オレンジピールをつかう。
 
イチゴミルクの発泡する入浴剤!
 重曹、クエン酸、フリーズドライストロベリーパウダー、グレープシード油、スキムミルク、ハーブパウダーをつかう。
 
肌が乾燥する時期にマンゴーバターの発砲する入浴剤。
 重曹、クエン酸、ゼラニウム精油、ベンゾイン精油、パチュリ精油、マンゴーバター、ハーブパウダーをつかう。
 
花の香りの泡のでるお風呂。
 重曹、クエン酸、アプリコットカーネル油、ハーブパウダー、イランイラン精油、プチグレイン・ビターオレンジ精油、ラベンダー精油をつかう。
 
桜とアーモンドミルクの発砲する入浴剤。ついでに市販の入浴剤の紹介!
 重曹、クエン酸、アーモンドパウダー、アプリコットカーネル油、スキムミルク、ゼラニウム精油、パルマローザ精油、桜茶をつかう。

11.その他いろいろな入浴剤の基本の作り方

(1)基本の入浴剤の作り方

 ハーブ、アロマで手作りする入浴剤の基本的な作り方です。動画もあります。

 

バスソルト

天然塩を使ったバスソルトの作り方を紹介しています。

 

バスオイル

植物油を使ったバスオイルの作り方を紹介しています
 

(2)バスソルトのレシピ

 天然塩を使用したバスソルトのレシピです。

(3)バスオイルのレシピ

 植物油やバターを使用したバスオイルのレシピです。

ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:ローズヒップ油のバスオイル。

 

(4)お酒、ワインを使った入浴剤のレシピ

 ワインやウオッカ、日本酒などお酒を使用した入浴剤のレシピです。

 

ハーブ・アロマ手作り:カモミールと日本酒を使った入浴剤

 

(5)ハチミツを使った入浴剤のレシピ

 ハチミツを使った入浴剤のレシピです。

(6)その他いろいろな入浴剤のレシピ

 ミルクヤオートミールなど、その他いろいろな基材を使った入浴剤のレシピです。

(7)ハーブの薬湯。

 ハーブや薬草、いろいろな素材を使用した入浴剤のレシピです。