アロマ手作り:カメリア(椿油)でつくる美容オイル。

フランキンセンス精油をつかう

 美しいカメリア(ツバキ)の花は、日本では1月に開花し、堅果からは日本女性が好む繊細で貴重なカメリア油を抽出することができます。昔からヘアオイルとして重宝され、飲用やあかり用、薬として用いられたという記録もあります。
 今回はそんなカメリア(椿)油を使用した美容オイルの紹介です。
 
アロマ手作り:カメリア(椿油)でつくる美容オイル。

アロマ手作り:カメリア(椿油)でつくる美容オイル。


 

 目次

1.アロマで手作りする美容オイル作りに必要な材料
(1)植物油
(2)精油
2.アロマで美容オイルを作るときに使用する器具
3.アロマで手作りする美容オイルの作り方
4.アロマで美容オイルを作る上でのポイント
(1)加える精油の分量について
(2)使い方の注意点
5.その他アロマで手作りするコスメの記事

1.アロマで手作りする美容オイル作りに必要な材料

 美容オイルを作るために必要な材料はシンプルで、ベースとなる植物油と精油です。
 植物油は植物の種子などより抽出された天然の油脂で、美容オイルのベースとなるものです。精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。
 

 

 (1)植物油 

 キャリアオイル、ベースオイルなどとも呼ばれるものです。精油が親油性で皮膚への浸透性が高いことから、トリートメントオイルやクリームなどを作る際に使用されなす。植物油には様々な種類があります。代表的なものには、スイートアーモンド油、オリーブ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油などがあります。
 市販されている植物油は「精製されたもの(クリア)」と「未精製のもの(ゴールデン)」があります。クリアは色や香りがあまりなくクセがないため、誰にでも使いやすいのが特徴です。それに対してゴールデンは、色や香りがありクリアに比べて粘性も強く、ホホバ本来の栄養価が損なわれずに含まれています。それぞれの特徴や性質を理解して用いましょう。
 今回使用する植物油はカメリア油です。 
 

①.カメリア油

 髪の毛や肌を紫外線ダメージから守るとされ、日本では何百年も昔から髪のお手入れに利用されてきたオイルです。やや重い手触りですが、浸透力が高いので、他のオイルとブレンドすると使いやすいでしょう。
 

(2)アロマオイル(精油)

 ヘアオイルを作る目的や自分の好みにあわせて、精油(アロマオイル)を選びます。
  

 
1) 精油
 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
 精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トン も必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
 
2)今回使用する精油
 今回使用する精油は フランキンセンスです。
 フランキンセンスは別名”乳香”の名で知られ、古代lには宗教儀式などで用いられた黄金にも匹敵する貴重な香料です。
①.フランキンセンス
  暑く乾燥した地域に育つ樹木の樹脂から採れる精油です。古くは金と同じほど貴重な香料として知られていました。気持ちを穏やかにさせるほんのりした香りで、クリームやスキンケア用品などにオススメの精油です。
 

 

2.アロマで美容オイルをつくる時に使用する器具

 

 
1.ビーカー 
  植物油を入れて量る時に使用しますので、目盛りがついていればビーカーでなくても構いません。大量に作る予定でないのなら、大きすぎない容器を選ぶようにしましょう。30mlと50mlぐらいが便利です。
 
 
 
2.攪拌(かくはん)用のガラス棒
 溶けた材料を混ぜるときに使用します。こちらも耐熱性のものが好ましいですが、使い捨てでいいのなら竹串や割りばしでも構いません。
  
3.容器
 ガラス製の遮光瓶で携帯できるものを使用します。
 

3.アロマで手作りする美容オイルの作り方

•材料(約10ml 美容オイル) 

 
植物油
  カメリア油      10ml
 
精油
  フランキンセンス  1滴
  ローズオットー  1滴   
   
      
容器 ビーカー かくはん棒
 

•作り方 

カメリア(椿)油をビーカーに入れます。
 
*”カメリア油には、保湿作用、潤滑作用、滋養作用など多くの効用があり、顔や首に塗布すれば、組織再生のためのナイトオイルとなる。”と植物オイル・ハンドブック/シャンタル&リオネル・クレルジョウ著に記載されています。
 
フランキンセンス精油を加えて撹拌棒でかきまぜます。
 
*”フランキンセンスyはオリバナムともいい、古代の人々のフランキンセンス(清らかな香り)で、広がりがある、サッパリとしてドライでウッディーな、針葉樹様でいてフルーティーでピリッとしたスパイシーな香りである。”とエッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著に記載されています。
 
保存容器などにいれてネームラベルをはり、はやめに使います。
 

・使用後の感想

 最初に手に使用しましたが、程よくなじみ、フランキンセンス精油のさっぱりした香りも感じ、良かったです。

4.アロマで美容オイルを作る上でのポイント

(1)加える精油の分量について

 精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、多くても全体の1%(顔など皮膚の薄い場所の場合は(0.5%)程度を目安として推奨しています。
 
 通常の精油瓶には口にドロッパートが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
 例えば植物油50mlに対して希釈濃度を約1%にするにはどうしたらよいでしょうか。
 植物油10mlに対しての1%は
   10ml×0.01=0.05ml
   です。この算出した量を0.05ml(1滴)で割ると
   0.05ml ÷ 0.05ml =  1滴
 になります。
 
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はスポイトを使用します。スポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
 
 
今回使用する敵数
 今回はフェイスにも使用できるように0.5%以下を目安として、フランキンセン精油を1滴、使用します。
 

(2)使い方の注意点

 特別な防腐剤や保存料が入っていないため、保存期間は約1か月が目安です。劣化を避けるため、直射日光のあたらない涼しい場所に保管してください。
 

5.その他アロマで手作りするコスメの記事

 
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