入浴剤手作り:バスオイルを作る!
好きな香りや肌に合った精油でオリジナルの入浴剤(バスオイル)を作り、お風呂でリラックスしましょう。ハンドバスやフットバスもオススメです。ここではその基本的な材料と簡単な作り方を紹介しています。おすすめのレシピも紹介しています。作り方の動画も公開しています。
この記事はこんな人にオススメしています。
・自分が栽培して収穫したハーブや野菜を利用して、より自然派の生活を楽しみたいかた。
・市販の入浴剤の色や香りが苦手で、より自然な香りを求めているかた。
・ハーブやアロマテラピーに興味があり、生活に取り入れてみたいかた。

アロマ手作り:入浴剤(バスオイル)を作る!
目次
1.手作りのバスオイルをおすすめする理由
(1)バスオイルとは
(2)バスオイルの効能
(3)手作りのバスオイルをおすすめする理由
2.バスオイル作りに必要なもの
(1)植物油
(2)精油
(3)ハーブ
(4)材料の入手方法と予算
3.バスオイル作りにあると便利な器材
4.バスオイルの基本の作り方
(1)バスオイルの基本の レシピ。
(2)バスオイルの作りかた動画。
5.バスオイルを作る上でのポイント
6.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤(バスオイル)のレシピ
.7.その他ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤
.8.その他オイル(植物油)で手作りするいろいろなアロマクラフト
1.手作りのバスオイルをおすすめする理由

(1)バスオイルとは
バスオイルとは、入浴のとき湯船に数滴垂らして使用するオイルのことです。オイルが肌になじむことで肌のうるおいを保つほか、スッキリとした爽快感が得られるのも魅力です。
ハーブや精油を加えれば、オイルの保湿効果だけでなく、ハーブ独自香りを楽しんだり、リラックス効果や美肌などの薬効を得ることができます。
お湯の中でマッサージすれば、ボディオイルとしての効果も期待でき、乾燥が気になる人に特におすすめのアイテムです。
(2)バスオイルの効能
毎日のストレスケアにはお風呂がオススメです。
入浴には、体を温めて血流をよくしたり、体内の老廃物・筋肉の緊張を取り除く作用が期待できます。
それだけでなく、心をリラックスさせ、自律神経のバランスを整え、心身に活力を与えてくれます。
入浴時にバスオイルを使えば、オイル(植物油)がもつさまざまな力によりさらなる効果が期待できます。
その代表的な効果を以下に紹介します。
①保湿効果が高い。
天然オイルには、肌をなめらかに柔らかく保湿し、保護してくれる力があります。
ゆっくりお湯につかりながら、からだ全体に手でなじませると、肌をしっとりさせ、お風呂上がりのボディクリームなど必要なくなります。
②安全に精油を使える。
精油(アロマオイル)は香りだけでなく、リラグゼーション効果や美肌効果、アンチエイジング効果などさまざまな効果がありなすが、濃縮されており刺激が強いため希釈して使用する必要があります。
精油は脂溶性(油に溶ける)なため、一般的には植物油で薄めて使用します。バスオイルは様々な精油の香りを楽しみ、効果を引き出すことができます。
③ハーブの力を引き出すことができる。
天然オイルは様々な植物から抽出されており、それぞれ香りや成分などに特徴があり、肌質などに応じて良いものを選択することができます。
また、浸出油(ハーブを天然オイルにつけこんで成分を抽出したもの)には、使われているハーブごとに効能があり、バスオイルにすることで毎日手軽にハーブの恩恵を受けられます。
(3)入浴剤(バスオイル)の手作りをオススメする理由
現在、様々な入浴剤が市販されています。誰でも簡単に「薬湯」や「温泉」気分を味わうことができます。が、香りがきつすぎるとか、安全な成分が心配だなど、気になることも多いものです。
そんな方におすすめなのが、ハーブや精油など自然の素材を使った手作りの入浴剤です。誰でも簡単に、植物(ハーブ)や植物の香り(アロマ)のパワーを日々の生活に取り入れることができます。下にそのメリット、デメリットを挙げてみました。
おすすめの理由①
・自分で作る楽しみが生まれる。
自分のヘルスケアや美の追求のために自作する入浴剤は、楽しみの一つになります!疲労回復や肌の角質除去など効果や香りなどをイメージしながら、その時の気分に合わせて入浴剤の種類を選べるのもいいところですね。
手作りの1番のメリットは自分好みのものが作れるところです。市販のものを使用した時に、「なんだか香りが合わないな」「ちょっとべたつき過ぎるな」など、期待していたものと違ったことがないでしょうか?
手作りをすれば精油で好きな香りを作ることが出来ますし、基剤を選べば好みの肌触りを実現することができます。
おすすめする理由②
・自然派の暮らしが楽しめる
合成された成分が苦手だから、ナチュラルな暮らしがしたいと願う人も見られます。何から始めればいいかわからないという場合、自作する入浴剤が自然派の暮らしの入り口となるかもしれません。
おすすめする理由③
・経済効果が生まれる。
しかし、自作入浴剤ならばキッチンにある材料だけで毎日の入浴タイムをリラックスタイムに変えられます。ランニングコストを考えると、かなり安価な入浴剤づくりになるでしょう。作り方も簡単なので、時間の無駄を感じることもありません。
自分で作るとなると、まずは作る時の道具が必要ですが、意外とお手軽に手に入るし一度購入すれば長く使えます。ローズなど、高価な市販のバスオイルに使用されている成分も材料だけなら手軽な価格で入手できる場合が多いので、高価な成分を使用した自分だけの特別仕様のバスオイルを作ることもできます。
市販の入浴剤であれば、安いものでも1回あたり20円前後となりますが、手作りであれば材料によっては、1回あたり数円程度で作ることも可能です。
また、自身で材料を選ぶため、体調や気分に合わせるなど安心して使用することができますし、加える材料を工夫すれば得たい効果をしっかりと狙えます。
(4)入浴剤を手作りするとき気になるポイント
①.作り方や素材の知識が必要でありて手間がかかる。
安心して使用できる入浴剤を作るためには、作り方やそれぞれの素材の知識を取得する必要があり時間や手間がかかります。
近年はネットでの情報入手が簡単にできるようになっています。精油や植物油などの知識は、私達の健康や生活に密接に関係するものであり、作っているうちにいろいろな知識が高まります。
②.必要な材料を集めるのがたいへんである。
使用する材料の中には、近所のスーパーなどで手に入らないものもあり、最初のうちは材料を入手するのが面倒です。
普通は利用していない、ネット通販や専門店などを利用すると、これまでより生活の幅がひろがり楽しくなります。
2.バスオイル作りに必要なもの
精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。色付けにはハーブなどが使われます。

(1)植物油
1)
植物油とは植物に含まれる脂質を抽出・精製した油脂・油で植物油脂とも呼ばれています。アロマテラピーや手作り化粧品の本などでは、キャリアオイル、ベースオイルなどとも記載されています。
植物油は、植物の種や胚芽、実に含まれる油分を取り出して作られます。近年は技術の発展によりさまざまな植物から油が作られるようになっています。
2)食用と美容用の違い
植物油には、食用と美容用の2種類があります。例えばオリーブ油ですが食用と美容用では、香りや色、肌ざわりなどに違いがあります。それらの差は、油の精製度によるものです。使う用途にあった精製をされているということです。用途に合わせたものを使いましょう。アロマグッズを作る場合は美容用を使いましょう。
3)植物油の大きな特徴
油脂は脂肪酸でできていますが、脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。飽和脂肪酸は牛や豚などの動物性油脂に多く含まれています。不飽和脂肪酸は植物油や魚油に多く含まれています。
飽和脂肪酸は、体を維持するためのエネルギー源となる反面、体内で固まりやすく、生活習慣病などの原因になると危惧されています。特定の不飽和脂肪酸を多く含む植物油は、それらを予防する効果があると注目されています。
4)不飽和脂肪酸につて
植物油に多い不飽和脂肪酸は、結合の状態により一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があります。
・一価不飽和脂肪酸
一価不飽和脂肪酸にはオレイン酸やパルミトレイン酸などがあります。オレイン酸は保湿力が高いと言う特徴を持ち、古くから美容用として使用されています。パルミトレイン酸は人間の皮脂に約10%含まれている成分で、皮膚の再生を促すといわれています。
・多価不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸にはリノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸などがあります。
リノール酸、リノレン酸などの多価不飽和脂肪酸は、人の体内では作ることができず、食べ物摂取する必要があるため、必須脂肪酸と呼ばれています。人の体の働きを調整するために重要な働きがあることが知られています。
ただし、保存する場合は酸化して変質しやすいため注意が必要です。
5)植物油を使う時の注意
・使用する植物油の選定
植物油は、含まれる脂肪酸の種類により特質に大きな違いがあります。基本的な性質を理解して使用するとよりよく使うことができます。
・植物油の保存方法
植物油を劣化させる「酸化」の原因は、光、熱、空気です。これらを極力避けて保存することが上手な使い方のコツです。直射日光を避け冷暗所に保管し、開封したら冷蔵庫に入れ、なるべく早めに使いきりましょう。植物油が痛んでいるかどうかの判断基準は匂いと味です。いつもと違う変な匂いや味を感じたら、すぐに使用を中止し廃棄することをおすすめします。
(2)精油(アロマオイル)
精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トン も必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
バスソルトに香り付けとして加えることにより、作る目的や自分の好みにあわせた自分だけのバスソルトを作ることができる。

Q:アロマオイルと精油はどのように違うのですか。どちらもバスオイルにつかえますか?
一般に販売されているアロマオイルは、植物に由来する天然の芳香物質(精油)だけでなく、合成香料や、その香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品を広く含んでいます。アロマオイルは、香水や化粧品、食品に添加する香料、ポプリ作り、芳香を楽しむために広く利用されています。アロマティックオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル、フレーバーオイルなどいろいろな呼び名があります。
また、植物油に精油をブレンドしたアロマテラピートリートメント用のマッサージオイルも一般にはアロマオイルと呼ばれることがあります。
バスソルトに使用するアロマオイルは、天然の精油を使用しましょう。市販されているバスオイルやマッサージオイルも使用可能です。
Q: アロマブレンドオイルは、入浴剤NGですか?
アロマブレンドオイルの中でも、精油以外の成分(アルコールや人工香料など)が入っていることもあるので、成分表を確認しましょう。ブレンドオイルはもともと香りを楽しむものなので、肌に刺激のある成分などが含まれている場合もあります。
配合されている成分がわからない時は使わない方がよいでしょう。
Q: 初心者にはどのような精油がおすすめですか?
精油(エッセンシャルオイル)は300種類ほどあると言われていてます。その中からお気に入りを見つけたり、ブレンドしたりするのははとても楽しい作業ですが、まずは一般的で初心者にも使いやすい精油を使ってみましょうしょう。
(公社)アロマ環境協会のおすすめの精油30種類を以下にリンクしておきます。
(3)ハーブ、野草、果物など
見た目にも華やかさが加わるので、プレゼント用にもおすすめです。
お好きなハーブや果物窓を使えば入浴剤を作るのがより楽しくなります。

1)ハーブとは
ハーブとは香りをもち、人の役に立つ植物の総称です。昔から染料として利用されてきたハーブはたくさんあります。人工の顔料より自然なやさしい色が出ます。
また、ハーブにはさまざまな成分が含まれており、精油と同様に、ドライハーブも種類によって色々な効能があります。
ハーブの効能を勉強しながら使用してみるのもまた楽しいものです。
2)ドライハーブ
芳香植物(ハーブ)を乾燥させたものがドライハーブです。たとえ同じハーブでも精油とドライハーブは、それぞれ違う個性の効能をもつことが多々あります。石けんや化粧品をつくるときは、そのまま使ったり、ミキサーや乳鉢などで砕いて使用します。ハーブ薬を作ったり、ハーブの色や素材感をいかして、色づけや飾りとして使います。
3)ハーブ薬と浸出油
ハーブ薬は、芳香植物(ハーブ)をオイルや、アルコール、お湯などで浸出することにより、その薬効成分を取り出したものです。浸出油、チンキ剤などは手軽に作れて、昔から民間療法に利用されてきました。
その中で浸出油(インフューズドオイル)は、ハーブの有効成分を植物油の中に抽出したものです。ハーブの中に含まれているさまざまな有効成分のうち、脂溶性(油に溶ける)の有効成分を抽出したものです。
これらを目的に合わせて上手に使うことで、作るバスオイルに豊かな植物の香りと効果を加えることができます。
(4)材料を入手する方法と予算について
1)材料の入手方法
植物油も精油もネットショップやハーブやアロマテラピーの専門店で入手できます。精油はたくさんのブランドがありますが、ここでは当サイトで主に使用しているブランドについて紹介します。
①精油
*おすすめのブランド
生活の木
生活の木は、国産の精油のブランドです。東京都渋谷区に本社をおき、アロマテラピー関連商品を幅広くとり揃えています。
当サイトで紹介している素材はほとんど手に入ります。値段も比較的リーズナブルです。
当サイトは、2003年から2015年まで、生活の木のパートナーショップとして店舗を運営していたので、当サイトでももっともよく使用しています。
ニールズヤード
ニールズヤードはイギリスの精油のブランドです。ブルーボトルの精油でよく知られています。日本にも東京を中心に店舗があります。ちょっと価格は高めですが、オーガニックの精油も充実しています。
*ブランド選びのポイント
以上当サイトで主に使用している2つのブランドを紹介しましたが、精油を買う前にはいくつか確認した方が良いことがあります。
最低、次の3点が確認できればOKです。
・化学合成されていない、純粋なもの、つまり100%天然のオイルか。
・精油名・学名・原産国など精油の情報が記載されているか。
・成分表の記載があるか。
精油は安価なものから、高価なものまでピンキリですが値段だけでは、その精油が天然で品質が保証されるか判断は難しいものです。
100%の保証にはなりませんが(記載の偽装ということもありえます。)、上記の3点を確認すると良いでしょう。
*AEAJ表示基準適合精油認定制度
社団法人日本アロマ環境協会では、消費者を保護する観点から、精油ブランドを対象とした「表示基準」を定めています。
AEAJ表示基準適合認定精油として認められた精油にはラベル部分や使用説明書に必ず精油製品情報の8項目と4つの使用上の注意事項が記されています。
参考にするとよいでしょう。
②植物油・バター
一般に植物性のオイルの中で常温で液体のものを植物油、固体のものをバターと言います。
植物油として市販されているものには、スーパーなどで販売されている食用のものと、上記、ハーブ・アロマ専門店ブランドなどで販売されている化粧品グレードのものがあります。
食用のものでも使用できますが、手作りコスメに使用する場合は、当サイトでは化粧品グレードのものを使用し、またおすすめしています。
③ハーブ
使用するハーブは自家栽培して利用するのが理想です。
ただ、植えたハーブが育つには時間もかかります。レモン栽培はかなりハードルが高いかもしれません。
そんな人におすすめなのが、ハーブティー用のドライハーブの利用です。
ハーブティーはスーパーでもネットでたくさん販売されています。一般的には何種類ものハーブをブレンドしているブレンドハーブティーが多く、味も価格もさまざまです。
ノンカフェインの楽しみのお茶として飲むならサマザマなブランドのなかならお気に入りを探すのも楽しいものですが、健康のために効能や品質を気にするならハーブやアロマテラピーの専門ブランドを購入したほうがよいでしょう。
当サイトで使用しているブランドを紹介しておきます。
*おすすめのブランド
生活の木
生活の木は、日本のハーブや精油のブランドです。東京都渋谷区に本社をおき、ハーブやアロマテラピー関連商品を幅広くとり揃えています。
当サイトで紹介している素材はほとんど手に入ります。値段も比較的リーズナブルです。
当サイトは、2003年から2015年まで、生活の木のパートナーショップとして店舗を運営していたので、当サイトでももっともよく使用しています。
ニールズヤード
ニールズヤードはイギリスの精油のブランドです。ブルーボトルの精油でよく知られています。日本にも東京を中心に店舗があります。ちょっと価格は高めですが、ハーブティーも販売しています。
エンハーブ
エンハーブは、ハーブティー、エッセンシャルオイル、茶器など、ハーブ関連商品を常時200点以上取り扱っているサントリーグループのハーブ専門です。
各地のデパートなどに店舗を展開しています。ちょっと高価ですが、店舗では自分でオーダーメイドのブレンドをしたり、購入する茶葉の量も調整可能です。
*ブランド選びのポイント
以上当サイトで主に使用している2つのブランドを紹介しましたが、ハーブを買う前にはいくつか確認した方が良いことがあります。
最低、次の点が確認できればOKです。
・ハーブ名・学名・原産国、部位などハーブの情報が記載されているか。
ハーブは安価なものから、高価なものまでピンキリですが値段だけでは、そのハーブが天然で品質が保証されるか判断は難しいものです。
100%の保証にはなりませんが(記載の偽装ということもありえます。)、最低、学名と部位の2点が記載されているかを確認すると良いでしょう。
2)材料入手のための予算の目安
・精油
精油はブランドによって3ml〜10mlのボトルで販売されています。精油の種類により高低はありますが、一般の精油は、10mlボトルで1500円〜3000円くらいが目安です。
10mlボトルだと、精油の滴数として200滴くらい(一回5滴使用するとすると40回分)になりますので、1滴8円から15円くらいになります。
*ローズなどの精油は、わずかしか取れない貴重なオイルなのでバリューオイルともいわれています。こちらは一般の精油の10倍以上高価です。
・植物油・バター
化粧品グレードの植物油は25ml〜100ml程度のボトルで販売されています。
植物性のバターも袋詰で売られています。
*価格は当サイトで使用しているオイルの目安です。ブランドなどにより価格にはかなりのばらつきがあります。
・ハーブ
ハーブはブランドによって小袋(10g〜30g)程度、100gなどさまざまな単位で販売されています。量が多くなるほど割安となりますが、最初は小袋を購入していろいろ試してみるとよいでしょう。
当サイトで運営していた生活の木のハーブですと、一般的なハーブで
小袋 10g〜20g で 500円
100g で2000〜3000円 程度
です。
3.ハーブ・アロマで入浴剤を手作りするときに使用する器具

①.ビーカー
植物油を入れて量る時に使用しますので、目盛りがついていればビーカーでなくても構いません。大量に作る予定でないのなら、大きすぎない容器を選ぶようにしましょう。30mlと50mlぐらいが便利です。
②.攪拌(かくはん)用のガラス棒
4.ハーブ・アロマで手作りする基本の入浴剤(バスオイル)の作り方

(1)基本のバスオイルの作り方
•材料(1回分 5ml)
植物油 5ml
精油 1~5滴 (全身浴) 1〜2滴(部分浴)
容器 ビーカー かくはん棒
•作り方
①ビーカーで植物油を量る。
②精油を加える。
③ガラス棒などでよくまぜる。
*お風呂の湯に入れるときはよくかきまぜてから入浴する。
(2)ハーブ・アロマで手作りする入浴剤(バスオイル)の作り方動画
5.バスオイルを作る上での留意点
(1)加える精油の分量について
精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。
いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。
個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
通常の精油瓶には口にドロッパーが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はミニスポイトなどを使用します。ミニスポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
(2)精油を加える時のポイント
精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
(3)精油(アロマオイル)の選び方
植物から得られる天然のアロマオイル(精油)には有益な作用がたくさんありますが、なかには肌への刺激が強いものや、光毒性(肌についた状態で紫外線にあたると、肌に炎症や色素沈着などの刺激を与える作用のこと)をもつものがあるので注意しましょう。
●皮膚刺激に気をつけたい精油
量を減らしたり、様子をみながら使用してください。特に敏感肌の方は注意しましょう。
皮膚刺激に注意が必要な精油の例
柑橘系、スパイス系、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス、レモングラス など
●光毒性に気をつけたい精油
光毒性をもつ可能性のある精油を使用する場合は、肌に使用後は紫外線を避けるか、光毒性の原因成分を除去したFCF(フロクマリンフリー)タイプを選びましょう。
光毒性に注意が必要な精油の例
アンジェリカルート、オレンジビター、クミン、グレープフルーツ、ベルガモット、ライム、レモン など
(4)子どもに対する注意点
成長過程の子供は嗅覚が大人よりも繊細で、外からの影響を受けやすい傾向があります。また、アロマオイル(精油)は植物の芳香成分が凝縮されているため、小さな子どもには刺激が強すぎる場合もあります。
原則として、3歳未満の乳幼児には、アロマオイルを加えたバスソルトの使用(アロマバス)は避けましょう。
3歳以上の子どもには、大人の使用量の1/10程度から始め、多くても1/2程度とし、様子をみながら慎重に使いましょう。
(5)その他入浴剤を使うときの注意事項
・作ったら、なるべく早く使いましょう。
・浴槽によっては使用できない場合があります。
・使用後の湯は捨て、洗濯などに使用しないでください。
(6)保存期間について
直射日光、高温多湿を避けて保存し、2週間程度を目安に使い切りましょう。
(7)お風呂に対する影響について
入浴剤を利用する場合、一番気になるのが浴槽、風呂窯などへの影響です。
材料に使う重曹や天然塩、アロマオイル、クレイ、 ピグメント(色づけ用)などは循環沸かし湯式の浴槽に使用しても問題は無いか気になリます。
二度炊きして機械が故障したり詰まらないか不安です。
メーカーによってそれぞれ違うようです。一般的には 「入浴剤のラベルに風呂釜に影響を与えない」旨の記載がある場合は、使用しても問題ないと思います。自分で作る場合は類似の市販の入浴剤の記載を確認してみるとよいかもしれません。
リンナイなどのメーカーの記載には、「イオウ成分を含んだ入浴剤、炭酸ガスを発生させる入浴剤、湯が濁るタイプの入浴剤は、機器に悪影響を及ぼすおそれがありますので、ご使用しないでください。」との注意書きがあるようです。
気になるようであれば、残り湯は二度炊きせずに捨てましょう。
配管やふろがまを傷めない成分を使っている入浴剤であれば、追い焚き機能付きのお風呂でも使用することができます。例えば、下記のような入浴剤は配管やふろがまを傷めません。
・中性の入浴剤
・お湯が透明の(白く濁っていない)入浴剤
「浴槽・配管を傷めない」「循環式ふろがまにもお使いいただけます」などの表記があれば、追い焚き機能付きのお風呂にも使用できます。
一方、市販している入浴剤の中には、追い焚き機能付きのお風呂と相性がよくない製品もあります。ここからは、追い焚き機能付きのお風呂に入れない方がいい入浴剤についてご紹介いたします。
・硫黄など金属を傷める成分を含むもの
硫黄、酸、アルカリ、塩分などを含む入浴剤は、給湯器の配管を傷める可能性があります。温泉成分を含む入浴剤、バスソルトなどは、浴槽に入れた状態で追い焚きを行わないよう注意しましょう。
・にごり湯の入浴剤
にごり湯や、ミルクのような白濁したお湯になる入浴剤には、「酸化チタン」が含まれている可能性があります。追い焚き機能つきのお風呂への使用は控えましょう。
ただし、入浴剤のにごりの一部は、酸化チタンではなくオイルやミルク由来のものもあります。これらは、雑菌などの栄養となるので、入浴したら残り湯は捨てて、ざっと浴槽を洗い流しておくと良いでしょう。
・詰まりの原因になるもの
花びらなどの固形物や、泡(「バブ」などの炭酸ガス系や泡風呂など)の出る入浴剤は、追い焚き機能を使うと配管・フィルターが詰まる原因となる可能性があります。
配管・フィルターが詰まると追い焚き機能が損なわれることがあるため、使用中は追い焚きを控えましょう。
排水溝に詰まる可能性もあるので、入浴したら取り除いておきましょう。
*お茶パックや、袋などに詰めて入浴すると簡単に掃除することができます。
・食べ物、フレッシュハーブなど
れらは、雑菌などの栄養となるので、入浴したら残り湯は捨てて、ざっと浴槽を洗い流しておくと良いでしょう。
(8)手作りした入浴剤(バスソルト)は販売したりプレゼントしたりできるか?
入浴剤は法的(薬機法)には、化粧品、医薬部外品、雑貨の3つに分類できます。このうち、化粧品、医薬部外品は、製造の許可がないものは製造することができません。雑貨ならば無許可で製造できますが、その入浴剤が雑貨なのかどうなのかは微妙な問題です。
このほかに製造物責任法(PL法)というものがあって、製造したものについて責任が生じます。入浴剤は直接肌に触れるものなので、使用した場合トラブルが発生す場合があります
手づくりした入浴剤の販売はやめたほうがよいでしょう。手作りした入浴剤をプレゼントする場合ですが、あくまでも商業目的(販促などとして)以外の私的な場合は可能と思われます。しかし当サイトでは、トラブルの恐れがあるため、ごく親しい家族以外の人へのプレゼントはおすすめしていません。
6.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤(バスオイル)のレシピ
・アロマ手作り:華やかな香りのバスオイルをつくる。
・アロマ手作り;スイートマージョラム精油を使ったバスオイル。
・入浴剤を作る:スイートマージョラムのバスオイル(2)。
・・入浴剤を作る:寒い日にスパイスの精油を使った温かくなるバスオイル
・入浴剤を作る:肌が乾燥する時期のマンゴーバター風呂。
・入浴剤をつくる:肩の疲れを和らげるバスオイル。
・アロマ手作り:秋の休みのバスオイル!
・アロマ手作り:スイートマジョラムのバスオイル。
・アロマ手作り:コリアンダーのバスオイオル。
・アロマ手作り:入浴剤をつくる。カゼを予防し、血行をよくするウインターバスをつくる。
・アロマで手作りする入浴剤:すっきりバスオイル!
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:ローズヒップ油のバスオイル。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:鎮静させるイブニングバスをつくる。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:カモミールの爽快なバスオイル。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:リフレッシュ効果・リラックス効果があるゼラニウム精油をつかったバスオイルをつくる。
7.その他ハーブ・アロマで手作りするいろいろな入浴剤
8.その他オイル(植物油)で手作りするいろいろなアロマクラフト
(1)オイル(植物油)を使った手作りコスメ。
・アロマ手作り:フェイスクレンジングオイルをつくる。
・アロマ手作り:シャンプー前のヘアオイル。
・アロマ手作り;オリーブスクワランのヘアオイル。
・美容オイル(スキンケアオイル)を作る!
・目元のケアオイル(フェイスオイル)を作る!
・クレンジングオイルを作る!
・アロマ手作り:ヘアアオイルを作る!
・アロマ手作り:ローズマリーのヘアオイル。
・アロマ手作り:指先のケアオイルを作る!
・アロマで手作りするコスメ:リップオイルを作る。
・アロマ手作り:ローズヒップオイルで夏の肌のケアー。
(2)トリートメントオイル(マッサージオイル)のレシピ
バスオイルのレシピとしても使用できます。
・アロマ手作り:ヘアオイル、クレンジングオイル、トリートメントオイルに。
・アロマ手作り:しもやけ気味の足のトリートメントオイル。
・アロマ手作り:ばらの香りでハンドケア。
・アロマ手作り;温かみのあるフットトリートメントオイルをつくる。
・アロマ手作り;フェンネルのフットトリートメントオイルをつくる。
・アロマ手作り:セロリシードのトリートメントオイルをつくる。
・筋肉をリラックスするトリートメントオイル!
・1日の終わりのリラックス。トリートメントオイルをつくる。
・アルニカオイルとカレンデュラオイルのトリートメントオイル。
最新の記事
いろいろな入浴剤
植物油を使った入浴剤(バスオイル)
・アロマ手作り:華やかな香りのバスオイルをつくる。
・アロマ手作り;スイートマージョラム精油を使ったバスオイル。
・手作りの入浴剤:体を温め、リラックスするクラリセージバスをつくる。
・入浴剤を作る:スイートマージョラムのバスオイル(2)。
・入浴剤を作る:寒い日にスパイスの精油を使った温かくなるバスオイル!
・入浴剤を作る:肌が乾燥する時期のマンゴーバター風呂。
・入浴剤をつくる:肩の疲れを和らげるバスオイル。
・入浴剤をつくる:オレンジフラワー(ネロリ)の入浴剤。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:リフレッシュ効果・リラックス効果があるゼラニウム精油をつかったバスオイルをつくる。
・アロマ手作り:秋の休みのバスオイル!
・アロマ手作り:スイートマジョラムのバスオイル。
・アロマ手作り:コリアンダーのバスオイオル。
・アロマ手作り:入浴剤をつくる。カゼを予防し、血行をよくするウインターバスをつくる。
・アロマで手作りする入浴剤:すっきりバスオイル!
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:ローズヒップ油のバスオイル。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:鎮静させるイブニングバスをつくる。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:カモミールの爽快なバスオイル。
・ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:リフレッシュ効果・リラックス効果があるゼラニウム精油をつかったバスオイルをつくる。