ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:エルダーフラワーとミルクのお風呂。
エルダーフラワーとミルクをつかった「ニワトコのミルク風呂」が、THE BOOK OF THE BASH/キャサリン・カナー著に記載されています。〜心がヒリヒリするときは、優しくて、爽やかな香りのニワトコ風呂〜などとあります。今回はこちらを参考につくります。

ハーブ・アロマで手作りする入浴剤:エルダーフラワーとミルクのお風呂。
目次
1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤に使用する材料
(1)ハーブ・スパイス他
(2)精油
(3)ハーブ他
2.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方
3.ハーブ・アロマで手作りするその他いろいろ入浴剤
1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤に使用する材料
入浴剤作るために必要な材料は、ベースとなる基材と香りや色付のための精油やハーブです。代表的な基材にソルトやシュガー、重曹などがあります。この基本の材料に精油やハーブを加えることによりいろいろな入浴剤を作ることができます。
精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。色付けにはハーブなどが使われます。
(1)基材
入浴剤のもとになる物質を『基材』といいます。基材にはそれぞれの特徴があり、さまざまな特性や作用をもっています。それぞれの性質を十分理解し、使用目的や体調・体質に適したものを選びましょう。
今回使用する基材は牛乳です。
○牛乳
かのクレオパトラが愛用したともいわれるのが牛乳風呂です。ネット上でも牛乳風呂をのレシピが多く取り上げられています。
牛乳風呂は、肌に栄養を与え、肌の若返りと、しっとりとしたきめ細かな美肌づくりに効果があるとされています。リラックス効果もあります。
期限切れ近い牛乳の使用方法としてもオススメです。
*浴槽のお湯は放置せず、入浴後の落として湯船はさっと洗っておいたほうが良いでしょう。
(2)アロマオイル(精油)

1)精油とは?
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トン も必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
2)今回使用する精油
THE BOOK OF THE BASH/キャサリン・カナー著には、もっと香りがほしいときは、バラの花弁を加えてと記載されていましたので、今回はローズアブソリュート(Rosa.damascenaの揮発性有機溶剤抽出法でとれた)精油をつかいます。
(3)ハーブその他

①ハーブ薬
ハーブ薬は、芳香植物(ハーブ)をオイルや、アルコール、お湯などで浸出することにより、その薬効成分を取り出したものです。浸出油、チンキ剤などは手軽に作れて、昔から民間療法に利用されてきました。これらを目的に合わせて上手に使うことで、作るアロマクラフトに豊かな植物の香りと効果を加えることができます。
今回は牛乳にハーブを漬け込み利用します。
今回使用するのはエルダーフラワーです。
エルダーフラワー

エルダーフラワーはフラボノイドを豊富に含むハーブの代表で、英国ではコーデイアルと呼ばれる伝統的な自然飲料として楽しまれています。
エルダーフラワーのハーブティーは、西洋ではインフルエンザの特効薬ともいわれ、発汗を促し、毒素を排出してくれるとして親しまれています。
2.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方
ー日本の入浴剤・冬のお風呂バック

•材料(全身浴 1回分)
エルダーフラワー カップ1/2
牛乳 200ml
精油
ローズ.abs 1滴
保存瓶 計量カップ、測り
•作り方
①エルダーフラワーを牛乳の中に3時間ほどつけます。
牛乳にエルダーフラワーが浮いています。THE BOOK OF THE BATHのレシピではミルクがもう少し多くなっていましたが、今回はお試しということででこちらの量にしました。
②弱火で少し温めてからこして浴槽のお湯に加えます
下に容器などを置いて、布やハーブなどの入浴剤をいれる袋にエルダーフラワーをそのまま注ぎます。入浴時には、袋も一緒に浴槽に入れます。良い香りでおいしそうです。
③ローズアブソリュート精油を準備します。ある程度入浴の後、浴槽にローズアブソリュート精油を1滴加えてかき混ぜます。
もっと香りがほしいときは、バラの花弁を加えてと上記の書に記載されていましたので、今回はローズアブソリュート(Rosa damascenaの揮発性有機溶剤抽出法でとれた)精油をつかいます。
*加える精油の分量について
精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
入浴してみたところ、エルダーフラワーの香りはあまり強くは感じませんが、穏やかな香りです。エルダーフラワーをこした後の袋を一緒に入れるとより香りがします。途中でローズアブソリュート精油を加えたところ、少し華やかな感じになりました。
本日も寒い1日でしたが、体が温かくなりました。
*浴槽のお湯は放置せず、入浴後の落として湯船はさっと洗っておいたほうが良いでしょう。
3.ハーブ・アロマで手作りするその他いろいろな入浴剤
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