入浴剤を作る:マヌカはちみつ風呂。
マヌカハニー、マヌカ精油、ラバンジン・グロッソ精油、レモンティートリー精油をつかう。
今回はちょっともったいないですが、マヌカちみつを使用した贅沢な入浴剤をつくります。マヌカはちみつ(マヌカハニー)は、ニュージーランドのマヌカの樹の蜜を集めてできた、健康効果の高い今人気のはちみつです。

入浴剤を作る:マヌカはちみつ風呂。
目次
1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤に使用する材料
(1)基材
(2)ハーブ
2.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方
3.ハーブ・アロマで入浴剤を作る上でのポイント
4.ハーブ・アロマで作るいろいろな入浴剤の記事
1.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤に使用する材料
入浴剤作るために必要な材料は、ベースとなる基材と香りや色付のための精油やハーブです。代表的な基材にソルトやシュガー、重曹などがあります。この基本の材料に精油やハーブを加えることによりいろいろな入浴剤を作ることができます。
精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。色付けにはハーブなどが使われます。
今回は、精油とはちみつだげのシンプルな入浴剤です。
(1)基材
アロマオイル(精油)は植物の芳香成分だけを集めて取りだしており、そのまま使うと刺激が強いため薄めて使用します。精油を希釈し、入浴剤のもとになる物質を『基材』といいます。基材にはそれぞれの特徴があり、さまざまな特性や作用をもっています。それぞれの性質を十分理解し、使用目的や体調・体質に適したものを選びましょう。
今回使用する基材ははちみつです。
○ハチミツ
はちみつはミツバチによって花のミツからつくられる、非常甘くておいしい物質です。食べ物や薬としてのハチミツの価値は古代から知られていました。現代でも、ハチミツは食用だけでなく、化粧品の中で収斂剤や保湿剤としても使われています。
はちみつは保湿作用、皮膚の炎症を鎮める作用をもちます。
*(社)日本アロマ環境協会アロマテラピー検定公式テキスト1級より
はちみつは、蜜源となるいろいろな植物によって、風味が色あいなど特徴が変わるため、それぞれの蜜源植物で分類されています。
今回使用するハチミツは マヌカハニーです。
マヌカハニーとは、ニュージーランドだけに自生しているフトモモ科に属する常緑低い木、マヌカの木(Manuka:マオリ語、学名:Leptospermum scoparium)から採取されたハチミツです。
マヌカの木の野生種は、昔から薬草の木として人々を癒してきました。南半球の夏、12月ごろになると8~12mm位の白い花を咲かせます。園芸種になると白やピンク、赤などの美しい花を咲かせます。花が咲いている期間はおよそ4週間で、マヌカハニーを採取できるのは1年でこの4週間だけになります。マヌカはニュージーランドにしか採取できない上に、採取できる期間もほんの短い期間と限られているためとても貴重なハチミツで、高価なハチミツです。
世界でも類を見ない特別なハチミツとして、ニュージーランドはもちろん「奇跡のハチミツ」と英国をはじめ世界の国々で愛され続けています。
マヌカハニーは様々な栄養成分を含む優れた健康食品として知られていますが、近年は特にその強力な殺菌・消毒作用が注目されています。
(2)アロマオイル(精油)

(1)精油とは
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トン も必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
2)今回使用する精油
今回使用する使用する精油は、 マヌカと ラバンジン・グロッソ、レモンテイートリーです。
①.レモン・ティートリー
ティートリーと同じくオーストラリアに多く生育するフトモモ科の植物で、葉に清涼な香りをもちます。ティートリーと似た香りですが、レモンのようなさわやかな香りをあわせ持つのが特徴です。虫除けとして利用されるほか、すっきりしたレモンの香りから、勉強や仕事に集中したい時などにおすすめです。
2.ハーブ・アロマで手作りする入浴剤の作り方

•材料 マヌカはちみつ風呂(2〜3回分)
はちみつ
マヌカハニー 大さじ
精油
マヌカ 2滴
ラバンジン・グロッソ 2滴
レモンティートリー 1滴
容器 計量スプーン かくはん棒 など
•作り方
①マヌカハニーをはかり容器に入れます。
*マヌカハニーは、ニュージーランドが原産で、ミネラル、ビタミン、アミノ酵素などを豊富に含み美容や健康の維持に役立つ食品として多くの人に知られています。また、ハチミツは保湿作用、皮膚の炎症を鎮める作用をもち、アロマテラピーの基材として入浴剤他につかわれるなどとアロマテラピー検定公式テキストに記載されています。また、マヌカハニーは、抗菌力があるともいわれています。
②マヌカ精油を加えます。
*マヌカ精油は、葉から抽出で強い抗菌、抗真菌作用、精神安定作用他があるとアロマ療法大全/モニカ・ヴェルナー/ルート・フォン・ブラウンシュバイク著に記載されています。嗅いでいると、鼻のとうりがよくなるような感じがします。
③ラバンジン・グロッソ精油、レモンティートリー精油を加えて撹拌棒などで混ぜ合わせます。
*ラバンジングロッソ精油は花と葉から抽出で抗菌、抗ウイルス、消炎、精神に対する作用は活力向上などと上記の書に記載されて、ラベンダー精油がすこしが引き締まったような香りに感じます。レモンティートリー精油はティートリーににたフトモモ科の植物の葉から抽出の精油で、レモンのような香りがします。
④入浴時に浴槽に入れ、湯をよくかき混ぜて入浴します
・使用後の感想
使用した精油に、マヌカはちみつの甘い香りも加わり入浴時はよい感じでした。また、入浴後はすっきりした気分にもなりました。
3.ハーブ・アロマで入浴剤を作る上でのポイント
(1)加える精油の分量について
精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
通常の精油瓶には口にドロッパーが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
今回は全身浴1回分として合計5滴加えています。
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はミニスポイトなどを使用します。ミニスポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
(2)精油を加える時のポイント
精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
(3)入浴剤を使うときの注意事項
・作ったら、なるべく早く使いましょう。
・浴槽によっては使用できない場合があります。
・使用後の湯は捨て、洗濯などに使用しないでください。
4.ハーブ・アロマで作るいろいろな入浴剤の記事
最新の記事
いろいろな入浴剤