アロマ手作り入浴剤:冬のハンドバスブレンド!
フランキンセンス精油、ベルガモット・フロクマリンフリー精油、レモン・フロクマリンフリー精油をつかう。

アロマ手作り入浴剤:冬のハンドバスブレンド!
目次
1.使用する材料
一般的な入浴剤作りは、ベースとなる基材と香りや色付のための精油やハーブを使用して作りますが、今回はシンプルに精油のみで作ります。
精油は植物の香りの成分を抽出した天然の物質です。様々な植物から抽出されており、ブレンドすることも可能です。自分だけのお好みの香りを作ることができます。通常は基材で希釈して使用しますが、今回は直接使用しますので加える量を守ることが重要です。
(1)アロマオイル(精油)
入浴剤を作る目的や自分の好みにあわせて、アロマオイル(精油)を選びます。
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1)精油とは?
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精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
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精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トンも必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。
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2)今回使用する精油
今回は冬の朝に血行を高め、スッキリリフレッシュすることを意識して、フランキンセンス精油、ベルガモット・フロクマリン精油、レモン・フロクマリンフリー精油をブレンドしました。
フランキンセンスは、別名オリバナムといわれています。
エッセンシャルオイル&ハーブウォーター375/ジニー・ローズ著には、オリバナムは、古代の人々のフランキンセンス(清らかな香り)と記載されています。他にさわやかなベルガモットとレモンのフロクマリンフリー精油をつかいました。
フロクマリンフリー精油は、光毒性を回避するため、光毒性の成分のフロクマリン類を分別蒸留によって除去した精油です。朝し使用しても、すぐ外に出れるようにフロクマリンフリータイプの精油にしました。
2.使用する器具

・保存容器
精油の成分は光と水と温度によって化学変化を起こし変化してしまします。化学変化を抑えるために、 精油を保存する容器は遮光瓶をオススメします。
3.入浴剤の作り方
朝のハンドバスのブレンド

•材料(ハンドバス 1回分)
精油
フランキンセンス 1滴
ベルガモット・フロクマリンフリー 1滴
レモン・フロクマリンフリー 1滴
容器 保存容器(遮光ビン)
•ハンドバスの利用方法

調整しながら約42℃にしました。ちょと熱めです。
アロマテラピーでの手浴は、精油を入れた湯に、両手首までを浸す方法で、特に上半身の血行をよくしたいときになどともいわれています。
②保存容器にラベルを貼ります。

③洗面器などにお湯を張り精油3滴を入れよくかきまぜて、両手首までをゆっくり浸します。5分程度ひたしてみるとよいでしょう。

良い香りで、あたたかくなります。休みの日の午前中に行えば、すっきりリフレッシュでいます。
4.入浴剤を作る上でのポイント
(1)加える精油の分量について
精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、入浴剤としてお風呂での全身浴に使用する場合は1〜5滴、ハンドバスやフットバスなどの部分浴の場合は1〜2滴を推奨しています。
今回は1回あたり3滴使用しています。
通常の精油瓶には口にドロッパーが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はミニスポイトなどを使用します。ミニスポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
(2)精油を加える時のポイント
精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
(3)入浴剤を使うときの注意事項
・作ったら、なるべく早く使いましょう。
・浴槽によっては使用できない場合があります。
・使用後の湯は捨て、洗濯などに使用しないでください。
5.その他いろいろな入浴剤
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