初心者のための手作りアロマクラフト講座(第五回):アロマクラフト作りに使用する器具

  今回は、手作りのアロマクラフトを作るために使用する主な器具を紹介します。基材と同じように、用途に合わせて適切な用具を使うことがポイントです。ご家庭のもので代用できるものも多くありますので、必要に応じて徐々に揃えていくとよいでしょう。
 
初心者のための手作りアロマクラフト講座(第五回):アロマクラフト作りに使用する器具

初心者のための手作りアロマクラフト講座(第五回):アロマクラフト作りに使用する器具


 
 
目次
1.アロマクラフトを手作りするときに必要な器具
(1)最低限そろえた方がよい器具
(2)家庭用で代用できるもの
(3)あると便利なもの
(4)用具の選び方と手入れ
(5)おすすめの購買サイト
 
2.アロマクラフトを手作りするときに使用する容器・型(モールド)
(1)保存容器
(2)型(モールド)
 
参考 芳香器
 

1.アロマクラフトを手作りするときに必要な器具

  ここでは、アロマクラフトを手作りする時に必要な器具を紹介します。基材と同じように、用途に合わせて適切な用具を使うことがポイントです。ご家庭のもので代用できるものも多くありますので、必要に応じて徐々に揃えていくとよいでしょう。
 

 

(1)最低限そろえた方がよい器具

・ビーカー 
  材料を入れて計量したり、湯煎にかけるときに使用しますので、耐熱性のものであればビーカーでなくても構いませんが、ビーカーがあると便利です。大量に作る予定でないのなら、大きすぎない容器を選ぶようにしましょう。30mlと50mlぐらいが便利です。メモリが細かくついている方、計量にも便利で使いやすいでしょう。
 結構値段がするので、計量だけに使用するならプラスチック製のビーカーも使用できます。
  
・攪拌(かくはん)用のガラス棒
 溶けた材料を混ぜるときに使用します。こちらも耐熱性のものが好ましいですが、使い捨てでいいのなら竹串や割りばしでも構いません。15cm〜20cmのものがおすすめです。
 
・ラベル
 作ったものの内容(材料、作成日など)を記入しておきます。作ってそのままにしておくと何を使用したか忘れてしまいがちです。使用期限の目安にもなります。
 

(2)家庭用(キッチン用など)で代用できるもの

・計量スプーン 
  料理用の計量スプーンで代用できます。小さじ、大さじがあるとよいでしょう。
  
・温度計
 湯の温度を測るときにあると便利です。せっけんやロージョンなどのアロマクラフトを作る時は必須です。
 
・はかり
 ミツロウなどの固形物の基材を量るときに使います。料理で使用する1g単位で量れるデジタルスケールがあるとよいでしょう。
  
・深めの小皿や小鉢など 
  入浴剤やパックなどを作る際、材料を混ぜ合わせるときに使います。乳鉢と乳棒があれば、材料をすりつぶすこともできて便利です。
 
・鍋
 ミツロウなどを湯せんにかけて溶かす際に使用します。
 
・熱源
 湯せん用の鍋を温めるときに使用します。IHクッキングヒーターがあれば、どこでも使用できて便利です。
 
・電子レンジ
 せっけん素地を溶かしたり、ハーブを乾燥されたり、材料を温めたり色々使えます。料理用と別に1台お手ごろなものを用意しておくと便利です。
 
・その他
 タオルや手ぬぐい、バスタオル、たらい、洗面器、ボウルなど、ご家庭の日常に使用するもので代用できます。
 

(3)あると便利なもの

・スパチュラ(ヘラ)
 スパチュラとは、混ぜる・炒める・すくう・裏ごしするなどを1本でこなすヘラ状の調理器具で、多くの場合はシリコン製です。材料を混ぜたり、ビーカーから保管容器に移し替えるときに使います。パックやクリームなどを肌に塗るときも使えます。
 
・オイルウオーマー
 ミツロウなどを溶かしてクリームなどを作るときに便利です。芳香器としても使えます。
 オイルウオーマー
 

(4)用具の選び方と手入れ

・用具は、湯せんなどを考慮してできれば耐熱性のものを選びましょう。
・精油の中にはプラスチックを溶かしたり、材質を変化させたりするものがあります。
耐熱ガラスやステンレス製のものを使用しましょう。
 
 *耐熱性ガラスやステンレス製のものはどうしても価格が高くなります。当サイトでは、お試しの体験コースや、一時的な使用、携帯用などにはその他のお手ごろな価格の素材も使用しています。状況に応じて使い分けることが大事です。
 
 ・使い終わった用具は中性洗剤で洗い、しっかり乾燥させてから保管します。ビーカー、ガラス棒、保存容器などは洗った後に煮沸消毒またはアルコール消毒をします。
 
*料理でもなんでも作る時は楽しいですが、後片付けは面倒なものです。先に記載したことは正論ですが、やはり後片付けは効率的に行いたいものです。効率的に行うためにはなぜその行為を行うのか、その行為を行わなければどんなリスクがあるかと言う原則に戻ることが重要です。
 例えば、容器に汚れが付着していれば腐敗して雑菌が繁殖し、クリームなどで次に使用して肌につけた場合、菌が病気を引き起こす可能性があります。芳香剤などのアロマクラフの場合はそこまでのリスクはほとんどないでしょう。その場合は汚れを拭き取るだけで良い場合もあります。
 状況に応じで常にどんな問題が起こるかを考えながら行うことが重要です。
 

(5)おすすめの購買サイト

・生活の木 
https://www.treeoflife.co.jp 
 業界随一の品揃えを誇る、有名ブランド 「生活の木」は、アロマ好きなら誰もが知っているアロマテラピーの有名ブランドです。 精油は170種類以上、オーガニック精油や和の香り(和精油)も揃っているので、初心者から上級者まで好みに合った精油が手に入ります。
 アロマクラフト作りのための器具も揃えています。
  当サイトで2015年まで運営していたハーブショップは、当ブランドでを扱っていました。
 
・マンデームーン(monday moon)
https://www.mmoon.net
 手作りコスメに関連する素材をあつかっている、ネット販売サイトです。他では取り扱ってない素材、器具を入手することができます。
  
・自然化粧品研究所 
https://www.mmoon.net
 こちらも手作りコスメに関連する素材をあつかっている、ネット販売サイトです。当サイトでも、他ではなかなか手に入れることができない素材を探す時はまずここを利用してい、ます。

2.アロマクラフトを手作りするときに使用する容器・型(モールド)

  手作りしたアロマクラフトは保存容器により保存します。選定した保存容器によりその品質は変化します。せっけんや入浴剤などのアロマクラフトは、お気に入りの形に作ることができれば楽しみも増大します。
 ここでは、保存容器や型(モールド)について紹介します。
 

 

(1)容器

 作る分量が入る容器を用意します。ガラス製ですと、煮沸消毒ができますので繰り返し使用できます。遮光瓶タイプならより長期に保存が可能です。また、ボトルに香りが残りにくい利点があります。樹脂製の容器は持ち運びするときには便利で値段もガラスより安く上がります。
 今ではネット販売などで、クリーム容器、リップ容器、パウダー容器、スプレー容器など用途に合わせていろいろな容器が手に入ります。用途にあわせてお好みのものをそろえてみてください。
 
・耐熱ガラス製遮光瓶
 ガラスが耐熱性でない場合、熱を加えると破損する場合があります。精油や植物油などは紫外線で化学変化を起こし劣化しますので、紫外線を遮断する遮光瓶をおすすめします。
 
 ★遮光瓶の色について
 遮光瓶には茶色のもの、青色のもの、緑色のものなどがあります。どの色がいいのか、遮光効率が高いのはについてはその根拠を見つけることができていません。当サイトでは、どの色でも良いと考えています。もしわかる方がいれば情報をいただければありがたいです。
 
・樹脂製の保存容器
 クリーム容器やスプレー容器などは樹脂性のものが市販されています。値段も手頃で便利です。ただし、精油などの一部はその素材と化学変化を起こし変質してしまう場合があるので、長期的に使用する場合は注意しましょう。
 

(2)型(モールド)

 せっけんや入浴剤、キャンドルなどのアロマクラフトを手作りする場合は、型(モールド)を使用すると、いろいろな形に作ることができます。
 型(モールド)の素材はいろいろあります。用途や好みによって使い分けましょう。
 
型の素材
 ポリカーボネット、アルミ、シリコーン クッキー型 紙 

参考 芳香器(アロマランプ、ディフューザー)

 

  アロマクラフト作りには使用しませんが、アロマテラピーの重要な利用方法である芳香浴のための器具であるディフューザーを紹介します。
 

 
芳香浴は  アロマディフューザーやアロマポットなどの専用のアイテムを使うのが一般的ですが、他にもさまざまな方法があります。お部屋にやさしい香りを充満させることで、日常のストレスから解放され、ゆったりとした気分を味わうことが出来ます。また、精油に含まれているさまざまな成分が空気中に拡散しますのでその効果も期待することができます。 
 今回は一般的な専用のアイテムを使った方法を紹介します。 最近はデザインも機能も沢山の種類の製品が販売されていますが、その代表的なもの紹介します。
 

(1)アロマポット(オイルウオーマー) キャンドルの炎に癒されたい人におすすめ! 

 アロマポット(オイルウォーマー)は、キャンドル式のアロマ芳香器です。上部の受け皿にお湯や水を入れた後、精油を1~5滴たらして使います。器の下にキャンドルをセットし、火をつけると、オイルが揮発し、香りがお部屋に広がります。
 香りが立ちやすく、比較的安価で手に入るのが特徴です。また、キャンドルの炎の色や揺らめきは心を落ち着つかせる効果があると言われており、根強い人気があります。
 ただし、キャンドルを使用するため、火の取扱いには十分注意する必要があります。就寝時には、必ず火を消しましょう。小さいお子様やペットがいる家庭ではとくに注意が必要です。
  

(2)アロマランプ(アロマライト) 最も一般的な芳香器! 

 アロマランプ(アロマライト)は、電球の熱を使ったアロマ芳香器です。
アロマポットと同様に、上部の受皿に精油を1〜5滴たらして使います。機種により、上部の受け皿に直接精油をたらせるタイプと、アロマポットと同様にお湯や水を入れた後精油をたらすタイプがあるので、取扱い説明書を確認してください。
 スイッチを入れると電球が灯り、やさしい光と香りがお部屋に広がります。
火を使わないため安全で、就寝時でも安心して使用することが出来ます。灯りの明るさを調整できるタイプもあります。アロマポットに比べ価格は高めですが、デザインも豊富で、お部屋のインテリアとしても楽しめます。

  

(3)アロマブリーズ(アロマファン) 香りを手軽に持ち運びたい方へ! 

アロマブリーズは、風の力を使ったアロマ芳香器です。小さなファンの力で風をおこし、マットに染み込ませたアロマオイルの香りを広げます。
手のひらサイズのものが多く、バッグなどに入れて外出先で香りを楽しむことが出来ます。

  

(4)アロマデイフューザー(超音波式) お部屋の加湿もできる優れもの! 

 ミスト(霧)が出るタイプのアロマ芳香器です。アロマミスト、アロマ加湿器とも呼ばれます。
 超音波振動板で水を振動させ、冷たいミストを発生させる「超音波式」のものと、タンクの水を加熱し、熱い蒸気を発生させる「スチーム式」のものがあります。
超音波式のものが一般的です。加湿量はそれほど多くありません。
 発生したミストが目に見えるため、視覚的にも楽しめます。イルミネーション機能や、タイマー機能などいろいろ備えたものなどいろいろあり、デザインも価格帯も豊富です。
 

(5).アロマデイフューザー(エア式) お部屋を香りで充満させたい方におすすめ!

 エアポンプを使ったアロマ芳香器です。
 圧縮空気を使ってアロマオイルをガラス管内に吹きつけ、微粒子にして外に送り出します。アロマポットなどと違ってオイルを加熱せず、アロマオイル本来の香りをそのまま広げます。
 オイルの消費量は多めですが、10~20畳の広いエリアにも効果的に香りを広げることが出来ます。
 

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