アロマ手作り:アロマグッズ作りにオススメの精油10選!

 肌に優しい自然の素材と植物の香り成分を抽出した精油を使えば、オリジナルのアロマグッズを作ることができます。好みの精油で自然の香り付けをプラスすれば、心も体もリラックスできます。ここでは、アロマグッズ作りにオススメの精油を10種紹介します。
 


  •  

 

目次

1.精油についての基本的なことがら
 (1)精油の定義
 (2)精油の特徴的な性質
 (3)植物にとっての精油の役割
 (4)精油が植物に蓄えられている部位
 (5)精油の作用
2.精油の製造法
3.精油を加えるうえでのポイント
4.オススメの精油10選

1.精油についての基本的なことがら 


 精油を安全に使うために、まず精油の性質や植物にとっての精油の働きを学びましょう。
 

(1)精油の定義

 精油とは植物の芳香物質(匂いのもと)を取り出したもので、エッセンシャルオイルとも呼ばれています。AEAJ: (公社)日本アロマ環境協会では精油を次のように定義しています。
 
━━━AEAJ: (公社)日本アロマ環境協会の定義
 
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
 
 
*アロマオイルと精油について
 一般に販売されているアロマオイルは、植物に由来する天然の芳香物質だけでなく、合成香料や、その香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品を広く含んでいます。アロマオイルは、香水や化粧品、食品に添加する香料、ポプリ作り、芳香を楽しむために広く利用されています。アロマティックオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル、フレーバーオイルなどいろいろな呼び名があります。
 本サイトでは、上記の定義でしめされた天然の芳香物質をアロマオイル(精油)として使用し、紹介しています。
 

(2)精油の特徴的な性質

 精油には幾つかの特徴的な性質があります。精油を安全に、また効果的に使用するためにもその特徴を理解しておくことが重要です。
 
・芳香性
 よい香りを持つ性質を芳香性といいます。精油にはさまざまな成分が含まれており、精油ごとに独特の香りをもっています。
 
・揮発性
 精油を空気中に放置していくと、徐々に揮発して気体に変化していきます。このような特徴を揮発性といいます。
 
・親油性
 精油は油脂によく溶けます。このような特徴を親油性・脂溶性といいます。逆にほとんどの精油は、水に入れると表面に薄く浮いて広がり水には溶けません。
 
・引火性
 揮発した物質が空気と混合し、ほかからの火や熱によって燃え出す性質を引火性といいます。精油は引火性があります。
 
・油脂との違い
 精油には「油」という字が入ってますが、植物油などの油脂とはまったく別の物質です。
精油は植物が作り出したさまざまな天然の有機化合物です。
 

(3)植物にとっての精油の役割

 精油は植物が作り出した天然の有機化合物だよっと説明しましたが、それではなぜ植物は精油を作るのでしょうか?
 当初は植物にとっての精油の役割はよくわかっていませんでしたが、近年では研究により、さまざまな役割があることがわかってきました。代表的な役割を以下にあげてみます。
 
・誘引効果
 植物が、受粉したり種子を遠くに運んだりするために、昆虫などを引き寄せる効果です、
 
・忌避効果
 植物が、昆虫などを遠ざけ、摂食されることを防ぐ効果です。
 
・抗真菌効果・抗菌効果
 カビや有害な菌が植物に発生するのを防ぐ効果です。
 

(4)精油が植物に蓄えられている部位

 一般に、精油は植物全体に均一に含まれているわけではなく、特定の細胞で作られ、その近くに蓄えられています。その場所は花であったり葉であったり、果皮であったりさまざまです。精油を購入するとその抽出部位が記載されています。それぞれ抽出部位によって精油の製造方法や特徴が異なるのでしらべてみるとよいでしょう。
 

(5)精油の作用

 精油をかぐと、リラックスしたリフレッシュしたりします。精油は心と体にいろいろな作用をもたらすことが知られています。その中のいくつかの作用を紹介します。いずれも日常の生活の中でよく経験したり、見かけたりする働きです。
 
・心身への作用
 鎮静作用 消化促進作用 ホルモン調整作用 免疫賦活作用
 
・細菌やウイルス、虫などへの作用 
 抗菌作用 抗ウイルス作用 虫除け作用
 

2.精油の製造法

 各種の植物から精油を製造する方法は、その精油成分の特徴、水に溶けやすいか、熱による変性が少ないか(温度が高いと分解してしまう成分もある)などにより、いくつかの違った製造法が選ばれます。製造法により、製造された精油の特徴、ひいては使用法に迄違いが出るため、精油の製造法について知ることは大変重要です。
 植物から精油を製造する方法は、その精油成分の特性により、いくつかの製造法があります。ここでは、代表的な精油の製造法をご紹介します。
 

(1)水蒸気蒸留法

  原料の植物を蒸留釜に入れ、直接蒸気を吹き込んだり、釜に入っている水を沸騰させたりして、その水蒸気で植物の芳香成分を蒸発させます。この芳香成分を含んだ水蒸気は、次に冷却槽を通って冷やされるうちに液体に戻ります。ここで上に浮いた芳香成分を、水と分離して精油として得ます。なお、抽出の際に発生する水の中には水溶性(水に溶けやすい性質)の芳香成分が溶け込んでいます。この「水」を「芳香蒸留水」といい、ローズ・ウォーター、オレンジフラワー・ウォーター、ラベンダー・ウォーターなどとして利用されます。
 

(2)圧搾法

  圧搾法は、ほとんど柑橘類の果皮から精油を得るときにに使用されます。昔は手で圧搾して、スポンジに吸わせて回収していました。現在ではローラーで圧搾し、分液精製などの作業が機械化されています。熱を加えずに圧搾すると、熱による成分変化がほとんどないので自然のままの香りが得られます。ただし原料の搾りかすなど不純物が混入することがあるため、精油成分の変化(劣化)が早くなります。
 

(3)揮発性有機溶剤抽出法

 ローズやジャスミンなど抽出しにくい繊細な花の香りを得るために適した方法です。昔は油脂に吸着する方法で採油されていましたが、この方法では、石油エーテル、ヘキサんなどの揮発性の有機溶剤を使用します。
 まず常温で溶剤に芳香成分をとかし出し、その後溶剤を揮発させると、芳香成分とワックス成分などが含まれた「コンクリート」という物質が残ります。次にエタノールを加えてワックスなどを分離した後、エタノールを取り除いて最終的に精油が得られます。この方法で得られた精油を「アブソリュート」といい、「Abs」と記載して区別しています。
 有機溶剤が少し残る場合があります。 
 

(4)その他の方法

 
その他下記にあげたような製造方法があります。
 
油脂吸着法
超臨界流体抽出法 (芳香成分を液化ガスで取り出す)

3.精油を使用する上でのポイント

(1)加える精油の分量について

 精油(エッセンシャルオイル)は植物の成分を濃縮しているため、皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、植物湯などで希釈して(薄めて)して使用することが大切です。いい香りだからだと、多く入れるぎてしまうとその刺激で体に悪影響が出てしまうことがあります。個人差や使用法によりその刺激の程度は様々ですが、日本アロマ環境協会では、多くても全体の1%(顔など皮膚の薄い場所の場合は(0.5%)程度を目安として推奨しています。。
 通常の精油瓶には口にドロッパートが付いていて、精油が適量しか出ないようになっています。精油瓶をゆっくり傾けていくとポトッと1滴落ちますが、その分量はだいたい0.05mlです。
 例えば植物油50mlに対して希釈濃度を約1%にするにはどうしたらよいでしょうか。
 植物油50mlに対しての1%は
   50ml×0.01=0.5ml
   です。この算出した量を0.05ml(1滴)で割ると
   0.5ml ÷ 0.05ml =  10滴
 になります。
 
 作成量(基材量)      精油(1%)   精油(0.5%)
 
      10ml                                 2滴         1滴
  20ml                                 4滴         2滴
    30ml                                 6滴         3滴
      40ml                                 8滴         4滴
      50ml                               10滴         5滴
 
 
*精油瓶にドロッパーが付いていない場合はスポイトを使用します。スポイト1滴はドロッパー1滴の約半分です。
 

(2)精油を加える時のポイント

 精油瓶はゆっくり傾けてポトッと1滴落とすのがポイントです。粘性の高い精油の場合は特に落ちにくいので、じっくり待つことが必要ですが、それでも落ちない時は精油瓶の底をポンポンと指で叩いてみると良いでしょう。
 慌てて瓶を振ってだそうとすると、どっとでてしまうことがあるので注意しましょう。
 

(3)精油を安全に使用する上での注意点

 精油は植物の有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質で、その使用には幾つかの注意点があります。以下の基本的ルールを守って安全に楽しみましょう。
 
 ・原液を皮膚につけないようにしましょう。
 ・精油を飲用しないようにしましょう。
 ・精油を目に入れないようにしましょう。
 ・火気に注意しましょう。
 ・子供やペットの手のとどかないところに保管しましょう。
 

(4)精油の保管

 ・精油の保管容器
  遮光性のガラス製容器に、キャップをしっかり締しめて立てて保管しましょう。
 
 ・精油の保管場所
  直射日光と湿度を避け、冷暗所に保管します。
 
 ・精油の保存期間
  開封後1年以内が目安です。特に柑橘系の精油は成分変化がおこりやすいのでその半分
  ぐらいを目安とし、使用時には香りを確認しましょう。(酸っぱい香りがする場合は
  酸化が始まっています。)

4.アロマグッズ作りにオススメの精油10選

1.オレンジスイート


 スイートオレンジの果皮から採れる精油です。甘い暖かい柑橘系の香りで、お子様からお年寄りまで万人に好まれる香りです。お部屋のリフレッシュからお休み前のリラックスまでいろいろな場面で使用できます。
 

 

2.ラベンダー


 華やかでフローラルな香りが特徴のラベンダーの精油は、ラベンダーの花と葉から採れます。ラベンダーの香りは石けんや入浴剤としても親しまれています。ゆっくりリラックスしたい時には特にオススメの精油です。
 

 

3.ローズマリー


  ”若返りのハーブ”として古くから知られているローズマリーの葉から採れる精油です。スッとする清潔感のある香りが特徴です。運動や運転の前のリフレッシュの香りとしてオススメです。男性の方にも好まれる香りです。

 

4.ベルガモット


  アールグレー紅茶の香り付けに使われている、ベルガモットの果皮から採れる精油です。
 柑橘系ですがややフローラルな深みのある香りで、特に熟年層の方にオススメです。ただし光毒性がある成分が含まれているため、肌につける場合は注意が必要です。

 

5.ペパーミント


   ペパーミントに含まれているメントールはスーッとする清涼感のある香りで、、歯磨粉やガムなどでおなじみです。スーッとする刺激的でクールな香りで、消臭スプレーや、運動後の疲れた体のトリートメントなどにオススメです。


 

6.ユーカリ


  コアラが食用として好む木として有名なユーカリの葉から採れる精油です。 ユーカリ精油の主成分である1.8シネオールは、別名「ユーカリプトル」とも呼ばれ、清涼感のある香りで化粧品や食品香料として広く用いられています。  寒い時期の芳香浴などに特にオススメです。

 

7.ネロリ


 ビターオレンジの花から得られる精油です。たくさんの花かららわずかな量しかとれない貴重な精油です。華やかな、明るい、柔らかいフローラル系の香りで、落ち込んだときなどに心を励ましてくれます。当店でも震災のときよく売れた記憶があります。
 

 

8.ローズオットー


  「バラの谷」として有名なブルガリアのダマスクローズから採れる精油です。たくさんの花かららわずかな量しかとれない貴重な精油です。華やかで暖かく、人を夢中にさせる香りで、練香水などで使用すると贅沢な気分になります。
 

 

9.フランキンセンス


 暑く乾燥した地域に育つ樹木の樹脂から採れる精油です。古くは金と同じほど貴重な香料として知られていました。気持ちを穏やかにさせるほんのりした香りで、クリームやスキンケア用品などに加えてみましょう。

 

10.サンダルウッド


 日本ではお香の材料として親しまれている白檀の樹の心材から採れる精油です
ウッディーで甘く、オリエンタルでデリケートな香りがします。心を落ち着かせたい時の香りとして使用してみましょう。